全般性不安障害とは、「不安障害」という心や体の症状が伴う病気のひとつです。「不安から落ち着きがなくなる」「物事に集中できなくなった」などをきっかけに、日常生活に支障をきたすこともあるそうです。
そこで、fumumu取材班が、全般性不安障害と診断された症例について、経験者たちに詳しい話を聞きました。
①不眠症
「緊急事態宣言が解除され、職場もテレワークから出勤に戻ることになりました。しかし、いざ『明日から出勤』と思ったら、外出するのが怖くなり、夜も眠れなくなってしまって……不眠から体調を崩してしまいました。内科を受診したところ、『精神的なもの』と言われ、『全般性不安障害』を疑われています。
今は、体調不良を理由にテレワークを継続させてもらっていますが、いつまでもこの状況を続けられるわけではありませんので、早めに専門医を受診しようと思っています」(20代・女性)
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②腹痛や吐き気
「出勤時に腹痛や吐き気を感じるようになって数日後、薬を飲んでも一向に症状が改善しないため社内の担当医に相談ところ、『全般性不安障害』ではないかと言われ、専門医への受診を勧められました。
原因は、『電車内は3密』『家から出たら新型コロナウイルスに感染するかもしれない』と、電車に乗ることを不安に思っている私にあるようです」(30代・女性)