■老人の自殺が増加中
約9億人という人口が農村部に集中している中国において、「老後」は死活問題となっているのです。企業勤めのように大きな額の退職金を与えられるわけではなく、政府からの月1200人民元(約18000円)で細々と暮らすしかない。
日に日に体力もなくなり、労働が出来なくなる彼らを少ない賃金で養わなければならない子息たちの苦しみも計り知れません。
近年はこうした老人の自殺も大幅に増えているそうで、目を背けてはならない事態に発展するのも時間の問題だろうと言われています。
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■激しい貧富の差
上海や北京などの大都市には富裕層が集まり、煌びやかな一面を目にする機会が多いものの、人口の大半はこうした苦しい生活を強いられている中国。共産主義とは一体…と頭をかしげてしまう人も少なくないでしょう。
誰にでも平等に訪れるはずの「老い」は、果たしてこんなにも不幸であるべきなのでしょうか。この事件をキッカケに、相応の機関が動けばよいのですが…。
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(文/fumumu編集部・AKO)- 1
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