79歳の母を生き埋めに 中国の貧困問題が浮き彫りとなった事件の全容とは

中国の農村部貧困問題は根深い…。

年老いた女性
(bee32/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

先日fumumuでもお伝えした、79歳の母親を生き埋めにした男性の動機や詳細が判明し、中国のネットを中心に大きな話題となっています。

まるでかつての「姥捨て山」のような行為を、何故彼が起こしたのか。そこには、中国農村部の高齢者問題に通ずるものが浮き彫りになっています。

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■それでも母は息子を心配する

母親を生き埋めにし、警察に殺人罪で逮捕された男性は後の供述で「母親は自力で生活するのが困難だった。排泄にも問題があり、頻繁にもらしていたので家の匂いは酷くなる一方。このまま介護を続けなければいけないのかと考え、あのような行為をしてしまったのです。今はとても後悔しています」と語りました。

現在、母親の容体は安定しているとのことですが、彼女は現地メディアに対し「息子が罪に問われないか心配だ」と話しているそうです。


■単純な問題ではない

殺されかけたにもかかわらず、なお息子の心配をするこの年老いた母親のコメントを聞いた中国のネットユーザーは容疑者に対し「家が貧乏で介護が苦しくたって、母親を殺そうとするのはいけない」「人の心が無さすぎるよ」といった批判の声を寄せました。

しかしながら、農村部の貧困について「そんな簡単に『はい、こいつは悪人です』と言える事件ではない」と問題を提起するユーザーも続出しているのです。

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