26日、タレントで作家の乙武洋匡さんが、大阪の「休業要請に従わないパチンコ店を公表する」件について、予想外の結果が起きたことを明かし、自身の心情を吐露しました。
■「そんなバカなことあるか」
大阪府では、休業要請をしている中、それに従わずに営業続けているパチンコ店を公表する措置を取っています。
この対応は結果的に宣伝になってしまい、公表された店で長蛇の列ができてしまいました。そのため、世間ではパチンコに赴く人を非難する声も…。
中でも過激なSNSの投稿について、乙武さんは「パチンコに並ぶ人々に腹が立つ気持ちはわかりますが、『さっさと感染してしまえ』って、それ完全に本末転倒ではないですかね…』と、実際に感染すればさらに感染が拡大してしまい、収束から遠のくことを綴りました。
加えて、「それにしても、営業自粛しないパチンコ店の店名が晒されたとき、Twitterでは『かえってその店に行列ができるのでは』と指摘する人々がいたことに驚いた。私自身は『そんなバカなことあるか』と思っていたけど、フタを開けてみたら「そんなバカなこと」が現実に起こっていて、また驚いた」と衝撃を受けたことを明かしています。
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■人の心理が大切だけれど…
大阪府知事たちも決定し実行するまでに、多く市民の苦情や専門家の意見を踏まえ検討してきました。しかし、結論として残念な結果となってしまったために、乙武さんは「そういう意味で、三浦瑠麗さんが先日のツイートで指摘していた『人間というものを理解して』政策を考えることの大切さを痛感させられるな」と、論理的・科学的なだけでなく、人の心理も踏まえて政策をしなければならないという学びを得たようです。
一方で、「この“人間”というのがやたら幅があって、一筋縄ではいかないところが難しくもあり、面白いところではあるのだけど」と、人の心理が重要であることを理解したところで、ひとえに人間といっても様々な価値観・考えがあるために、どのような措置がより良い結果を生み出すのか導き出すのは非常に困難であることを実感した様子です。
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■中毒性に、ゾッとしてしまった
ファンたちからは、「そうなんです。 それが現実なんです。 悲しいですね」「行政の選択の是非は別にして、あえて今この時、行列に並んでまで我慢できないパチンコの中毒性に、ゾッとしてしまった」と、今回の件について残念な思いが寄せられています。
これだけ自粛しない人たちに対して厳しい目が向けられる社会で、こんなことが起こるなど、事前にそうやすやすと想像できるものではありませんよね…。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)