子供が保育園や幼稚園に通いだすと、どうしても気になるのが園内での生活。
友達はできるだろうか、先生との関係は良好だろうか…と思わず心配してしまう方も多いのではないでしょうか。それは日本のみならず、世界各国の両親誰もが思うことでしょう。
しかし、そんな親たちの愛を裏切るような事件が中国で発生。悲しみの声があがっています。
■食事に劇薬を混ぜ込み
現地メディアは2019年、中国河南省のとある幼稚園にて集団中毒事件が発生したと報道。調査の結果、犯人はなんとそこに勤めていた女性保育士だったことがわかりました。
自身の待遇に不満をもち、「ほかの人よりも大変なのに給料が少ない」と嘆いた彼女は園と衝突。その後「復讐」として生徒である子供たちのご飯に劇薬の一種である亜硝酸ナトリウムを混ぜ込み、そのまま食べさせていたと伝えられています。
その結果、クラス内の23人が中毒症状を起こしてしまったそうです。
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■意識不明の重体の後…
中でも、最も症状の重かった5歳の男児は食事をとった後意識不明に陥り、しばらくの間人工呼吸器で生命を維持していたものの1年近く経った近日、不幸にもこの世を去ったとのこと。
男児の両親はメディアの取材に対し「この一年間、家族は苦しく悲しい日々を過ごしていましたが、息子が元に戻ることはありませんでした。目を開けて私たちを見つめることすら出来ないまま死んでしまったのです」とコメントしています。
幼稚園に笑顔で送り出したはずが、そのまま二度と目を開けることのなかった小さな息子に対し何度守ってやれなかったことを詫びたのでしょうか…。
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■犯人は姿を現さず
続いて男児の母親は、事件から1年経った今でも犯人である保育士は姿を現さないどころかお詫びの言葉を一つも受け取っていないと指摘。
今後は法廷で戦うと宣言していますが、同時に「日が過ぎていくごとに息子の姿を思い浮かべ悲しくなってしまう。心が痛いです」と悔しさを滲ませています。家族の胸の痛みは計り知れません。
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(文/fumumu編集部・AKO)