既報の通り、Nintendo Switchの人気ゲーム『あつまれ どうぶつの森』が発売禁止となった中国で更なる規制が行われました。
現地のユーザーの間では困惑の声が広がっています。
■発禁のみならず既存ユーザーにも規制が…
これまでは「中国当局をマイデザインなどでいじる行為」が原因で発売禁止になったのでは?と噂になっていましたが、4月14日に政府が更なる規制を発表。
本作はインターネットを通して様々なプレイヤーと交流できるシステムが魅力の一つですが、この度中国は「他国プレイヤーとの交流を禁じる」とのこと。
専用サーバーのみアクセス可能となり、今後は中国に在住する人のみが隔離された『あつ森』となることがわかっています。なんてこった。
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■購入、プレイが実名制に
4月10日に現地で発売禁止となった『あつ森』ですが、今回は上記規制の他、更に厳しいルールが設けられた様子。
現地メディアには今後Switchの購入には実名制を採用するとし、登録以降のアカウント変更は認められないこと、オンラインでゲームを購入する際も実名の記入が必要になったと報じられています。
既存ユーザーも登録の義務が課せられ、違反した者には何らかの罰が課されるそう。ついに『あつ森』が免許制になってしまうのか…。
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■自由な無人島だったはずが管理社会に?
続いて中国政府は、この規制に便乗し「未成年者のゲームプレイ時間規制」号令を発動。22時から8時の間はプレイ禁止、祝日は3時間まで、平日は1・5時間以内の制限が付帯しました。
また、自由に自身の島をデザインする「島クリエイト」の機能についても「祖国の思想を分断させてはならない」と警告しています。
あくまでも噂であった規制の理由「政府を馬鹿にするユーザーがいたため」が証明されてしまった今回の告知。現地のゲームファンは驚きと困惑の声をあげています。
自由な無人島ではなく、管理下におかれた社会になってしまうとは任天堂もビックリなのではないでしょうか。
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(文/fumumu編集部・AKO)