男の子は青、女の子はピンク…そんな固定概念にとらわれ、嫌な思いをした人は少なくないでしょう。
この度、台湾で「マスクの色」をめぐる討論が勃発。その際に行われた新型コロナウイルス対策班である「中央感染症指揮センター」の対応が素晴らしいと大きな話題になっています。
■ピンクのマスクで登場
4月13日に行われた新型コロナウイルス対策の記者会見。この日の対策メンバーはいつもと少々違う出で立ちでした。いつもは青や緑などスタンダードカラーのマスクを着用する彼らが全員そろってピンクのマスクで登場したのです。
なんでも、前日の会見にてとある記者から「男の子がピンクのマスクを着用した際、学校でからかわれてしまうという事案が耳に入ってきました」と報告されたことをキッカケに「ピンクも悪くないよ」と伝えるために行ったことだそう。
関連記事:嵐、“伝説のライブ”動画公開にファン興奮 「鳥肌たった」
■配給されるマスクの色は様々
現在、マスクの購入に実名制を導入している台湾ですが、配給されるマスクの色はランダム。青や緑が主ですが、ピンクの他、ネット民の間では「アタリ」と呼ばれるヒョウ柄やオレンジ色まで存在しています。彼らのように喜ぶ人もいれば、「つけにくい色だ…」と感じる人もいるのは仕方ありません。
しかし、「男の子だからピンクは恥ずかしい」といった具合に、性別で色を固定する概念を払拭したい指揮官である陳時中さんは以下のように語りました。
- 1
- 2