新型コロナウイルスの渦中にあった2月の武漢にてマンションのベランダから助けを呼ぶ女性の動画が話題となりました。
母親が発病したにも拘わらず、封鎖されたマンションではだれも助けてくれない、外にも出られない…という最悪な状況から見事生還した彼女が、現地メディアに対して思いを語っています。
■自宅隔離で体調が悪化
中国メディア「新京報」の報道によると、2月1日に母親を病院に連れて行った所、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた苗字を「李」という女性は自宅隔離をしてほしいと申し出られ、その通りに行ったそう。
既婚者である彼女は、ひとまず夫の元を離れ、看病をするために母親のマンションに泊まり込みましたが、後に自身も感染してしまいます。
日に日に弱っていく母を入院させてくれる病院も無く、途方に暮れるしかありませんでした。
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■タライで助けを求める
それから一週間、各所に助けを求めたものの自身まで高熱に犯された李さんは「このままだと共倒れしてしまう…」と思いマンションのベランダで泣きながら大きなタライを鳴らす決意をします。
「ガンガン」と鳴り響く金属音と共に「助けてください!お母さんが死にそうなんです!!」と泣き叫ぶ様子は近隣住民に撮影され、世界中に拡散されました。
この動画がキッカケで注目された李さん。母親は次の日に無事入院、2月14日には彼女自身も病院に送られ、治療をしてもらうことが出来たそうです。
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