ファッション誌の表紙が真っ白に VOGUEイタリアの決断とは

VOGUEイタリア4月号の表紙が素敵。

VOGUE
(©CONDÉNAST SPA EDITIONS-PIAZZA CADORNA)

ファッション雑誌・VOGUEイタリアの公式インスタグラムが8日、4月号の表紙を公開。

史上初という真っ白な表紙に込められた意味が「素晴らしい」「誠実な思いだ…」と話題になっています。



■真っ白なファッション誌

現在新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延が深刻なイタリアで、世界的ファッション誌「VOGUE」は4月号の表紙を真っ白にすることを決定。雑誌の名前まで白に染め上げることは発刊以来はじめてのことだそう。

編集長のEmanuele Farnetiさんは公式インスタグラムにて、「白は尊敬を意味します。白は、世界を救うために戦う人達が身に着ける色です。白は新しい物語が描かれる”白紙”でもあります」とコメント。

人々が疫病で死にゆく中、ドクターやーナースが自らの命を危機に晒している事実に敬意を払うことからこの様なデザインになったと説明しました。



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■投降という意味ではない

続いてEmanueleさんは「これはVOGUEの長い歴史の中で初めての試みです。決して選ぶ写真が無かったということではありません。私たちは、白という色に様々な意味が込められていると思っています」と解説。「投降」という意味ではなく、新しい歴史を真っ白なページにに再び書きつづりたい思いを語っています。

真っ白な表紙はとても美しく、見る人を不思議な魅力で引き付ける一枚。世界中がウイルスと戦っている今、明るい未来を信じるイタリアの力強さを感じられる表紙とも言えるでしょう。



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■暗闇から光へ

公式サイトのインタビューにて、「ミラノでは、様々なレストランやお店がデリバリーサービスをはじめました。ご飯を届けてもらったり、友人や親族に花をあげたり、プレゼントを送ったり…小さなことではありますが、こうして離れ離れにならなければならない時期がいつまで続くかは誰にもわかりません。経済はどうなるのか? いつ収束するのか? 不安はありますが、私たちはウイルスの恐怖に打ち勝たなければならない。暗闇から光のある方へ、戦い続けるしかないのです」と発言したEmanueleさん。

そんな彼の思いが、真っ白な表紙に込められていることが伝わります。

この投稿を受け、コメント欄には「シンプルで素敵」「誠実さを感じる」「なんて美しいメッセージなの」といった好評の声が殺到。8日現在18万をけるいいね! がつけられるなど、大きな反響を呼んでいます。

美しい純白のVOGUEが気になる方はコチラをチェックしてみてくださいね。

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(文/fumumu編集部・AKO

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