父親とテレビ電話で最後の別れ 新型コロナがもたらす残酷な現実とは

一旦感染すると、家族に会えないまま死ぬ可能性も。


■あっけなく消える命

アダムさんは無力な自分を「母にハグをすることすら出来ない」と悔い、「たった1週間という短い時間で、私たちがお父さんと呼んでいた、絵にかいたような強い男はICUに入った。そして、私たちは父がいない生活をこれから計画していかなければならない。出来ない、そんなこと出来るはずがない」とつづりました。

「I couldn’t. I can’t.」このシンプルな一文から、悲痛な思いが伝わってきます。



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■自分は大丈夫と思わないで

身一つでアメリカに渡り、家族を養うために事業を起こしたという彼の父親は新型コロナウイルスに感染し、本当にあっけなく亡くなりました。家族のためなら見返りを求めず、一生懸命に頑張った父をアダムさんは光栄に思っているとのことです。

同時に、「新型コロナウイルス(COVID-19)は恐ろしい病だ。軽症だからといって油断していい物ではない」と警鐘を鳴らし、現在無数の家族が残酷な別れを強いられている事実を語っています。

ウイルスは誰に対しても平等です。「自分は大丈夫」とは思わず、今世界で起こっていることから目を離さないでいるべきではないでしょうか。

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(文/fumumu編集部・AKO

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