なんだか話が噛み合わない!? 論点がズレる人との会話術
論点がどんどんズレていく人と、どう話し合いをすればいいのでしょうか? 上手な会話術を聞いてきました。
「この人、話していくうちに論点がズレる…」 話し合いたい内容と遠ざかって、イライラしてしまったことはありませんか?
結論をバシッと出すためには、なにを意識したらいいのでしょうか。
fumumu取材班が、論点がズレる人との会話術を聞いてきました。
①結論を先に伝える
「会社の上司は、いつもこちらから結論を話す前に『つまりこういうことだろ?』と要約してくるんです。そして、その要約がズレてる!
最近は、必ず結論から先に伝えるようになりました。絶対に伝えたいことを先に話して、説明はその後でするんです。
言いたいことを遮られて、全然違う答えに勝手に着地されることも少なくなりましたよ」(20代・女性)
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②議題を可視化する
「大人数の話し合いだと、必ずひとりは論点とは違う話を始める人がいるんですよね。話し合いの議題は、参加者に見えるようにホワイトボードや紙に書いておいたほうが安心ですよ。
会話がズレてきたら、議題を確認して話すべき方向に戻していくんです。話が噛み合わない人は、話していくうちに論点を見失ってしまうんだと思います。
今自分がなにを考えたらいいのか、パッと見でわかるようにしておくことで、話し合いもスムーズに進みますよ」(20代・女性)
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③ズレたら否定を
「うちの会社にも、話の論点がすぐに理解できなくて、細かな説明が必要な人はいます。でも、丁寧に認識のズレを修正していけば、最後には理解してくれますよ。
話がズレてきたときに、訂正するのが面倒で話を流してしまうと、どんどん会話が噛み合わなくなっていくと思います。認識のズレが小さいうちに、細かく指摘してあげたほうがいいんじゃないでしょうか。
相手と以心伝心できるわけではありませんから、こちら側の伝える努力も必要ですよね」(20代・女性)
会話が長くなればなるほど、論点を見失ってしまうのかもしれません。
直接話すとどうしてもズレてしまう相手なら、文章で伝えてから、足りない部分を口頭で補足するのもおすすめですよ。
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(文/fumumu編集部・nana)