ウーマン村本、外出する若者への批判に言及 「その若い子がもしも…」
村本大輔さんが、外出を自粛していない人を批判する声が大きくなっていることを受け、あまり論じられていない角度から言及しました。
お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さんが、外出中の人を批判する動きについて言及しました。
■「補償を約束できないから…」
最近、外出自粛要請が出ているにも関わらず、外に出ている人たちを批判する声が増えてきています。
そこで村本さんは、「政府や都は外出を自粛しろと大声で言うけど店を休めとは言わない、なぜか、そうなると補償を約束しないといけないから」と、現状政府は補償の対応ができていない点に触れました。
そして、補償がないからこそ「働く彼らにも生活はある。奨学金払わないといけない学生、みんなギリギリでやってる。彼らはお客さんにきてくれ!とは言えない」と、来て欲しいと言えないながらも、バイトや仕事を休めない人たちがいることを明かしました。
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■飲食店やホテルの人について
現在、「みんな家にいようね!」と呼びかける人たちがおり、それは正しいことではあるものの、彼らも「飲食店やホテルなんかの仕事の人にはふれない」とも綴ります。
正義感による自粛の声ばかりが大きくなり、自粛の難しい飲食店の人たちは黙るしかない状態にあることを明かしました。
そして、「家賃も払えず倒産し自殺し死ぬ。彼らにも、補償をするから家に逃げろって言ってやれよ。彼らはコロナも怖けりゃ職を失うことも怖い」とあまり言及されていない、飲食店やホテル側の立場について論じました。
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■若者の外出について
SNSでは、高齢者の徘徊が話題になっていますが、メディアでは若者の外出を問題視する声が多くあります。そのため、「若い子が外にいたら『日本の若者は危機感なさすぎ!』ってバカにすんだ」と、若者を批判する世間の声が高まっているよう。
もちろん、無症状の可能性もあるので自粛するに越したことはないのですが…。村本さんは、先ほど触れた奨学金等生活の問題に加えて、「その若い子がもしも親にDV受けてて家に帰れず外を出歩いてる子でも。要は普段から自分以外にどんな環境で生きてる人がいるのか、人を見ようとしてないから、この時期、外に人がいるイコール自覚ないやつにしかみえない」と、以前からあった家庭機能不全等の問題に言及しました。
村本さんは今回、外出自粛が大切なことは重々理解しつつも、それを重んじることによって見えなくなってしまう、外出せざるを得ない事情のある人たちについて記しています。
国が一丸となって、こうした人たちに対する支援を行わなければ、感染を防ぐためにあらゆる人が自粛をするのは難しいことかもしれません…。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)