新型コロナウイルスの感染者が日に日に増加し、警戒態勢に入っているアメリカ。そんな中でも迷惑行為を働く人は多々いるようで、とあるスーパーマーケットでトラブルがあったと複数の現地メディアが報道しました。
■「私はコロナよ!」と絶叫
アメリカ・ペンシルベニア州にあるスーパーマーケットの責任者・ファスラさんによると、3月25日、ある婦人が「私は陽性よ~!」と大きな声で叫びながらお店に入ってきたそう。彼女は商品をかわるがわる手にとり、咳を振りまいていたといいます。
ファスラさんは「冗談だとしても非常に悪質。お客様の健康と安心を踏みにじる行為は到底許せません。私たちは彼女が手にした商品を全て破棄したんです」と振り返り、店内の除菌作業を行ったと明かしました。
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■莫大な損失が…
この加害者が触れ、咳を巻き散らかした商品の総額は約3万5000ドル。日本円にして380万近い損失をお店が負担しました。保険会社に問い合わせたところ、一部は保証されるそうですがそれでも許しがたいことに変わりはありません。
従業員曰く、この婦人が本当に陽性だったか否かはまだわかっていないものの、日頃からおかしな行為を繰り返していた前科があり、我慢の限界に達した今回ついに警察を呼んだとのこと。
夫人は逮捕の際にも「「私はコロナにかかってるの! あんたらなんか全員病院送りよ!」と喚いていたそうです。今後、裁判は免れないでしょう。
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■理解が追い付かないと嘆き
ファスラさんは食べ物を廃棄したことを非常に悲しんでいるとしながら、「それでもお客様の安全が一番大切である」と主張。婦人の行為に関しては「理解が追い付かない」と語っています。
翌日、従業員らの懸命な努力によりスーパーの在庫は復活。既に美しい野菜や日用品が潤沢に並べられていることがわかりました。
日本でも「俺はコロナだ」と嘘か本当かわからないような冗談で周りに迷惑をかける輩がじわじわと増えていますが、ちょっとした発言が大きな騒ぎ、果ては訴訟まで発展するかもしれないという自覚を持って頂きたいものですね。
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(文/fumumu編集部・AKO)