25日、パリ在住の作家でミュージシャンの辻仁成さんが、ロックダウン(外出制限)の恐ろしさを発信しました。
■「思いもしなかった恐ろしい罠」
パリでは、外出制限が出てから1週間が経過しました。健康維持のための外出は認められているため、体に悪いからと走ることを愛息に提案しても、愛息がは一歩も外出をしていないのだそう。
これを受けて、辻仁成さんは、「ロックダウンには思いもしなかった恐ろしい罠があった」と綴りました。
そして、「日本でロックダウンが起こった時の小さな備えになるならば」とブログを公開しています。
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■ロックダウンの影響
辻さんは、ロックダウンの恐怖によって健康管理がされなくなり、ジャージばかりの生活をしていると、ジーパンが履けなくなっていることにすら気づかなくなることを言及しました。
どうやら、ただ走らなくなるというだけではなく、有り余った時間での楽しみがないために、「他にすることがないので、ついつい食べ続けてしまうのである」そう。
また、暴食は暇をつぶすためだけでがなく、「経験したことがない封鎖措置の、そこから来る不安」「食べられなくなるかもしれないという不安」という心理的側面からも、ついつい食べ物に手が出てしまうことを明かしました。
さらに愛息との会話も、特別話題がなく毎日一緒にいるため「またお前か」という感じになり、会話が激減しただけでなく「おはよう」も「おやすみ」も消え失せてしまったそう。ただ、生きるための義務を淡々とこなす日々を送っているようです。
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■同じ悩みばかりで共感出来ました
そして、ツイッターでは改めて、「ぼくと息子が今、経験していること。 親の立場、子どもたちの気持ち、出来るだけ情報を集めて、みなさんの心の備えに役立てばいいなぁと」と呼びかけました。
これを受けて、「マレーシアでロックダウン中です。子供と外出できず(コンドミニアムでの敷地散歩でさえ禁止になり)、同じ悩みばかりで共感出来ました!」「実際に外出制限を体験している辻さんの生の声、いずれ同じ状況がやってくるだろう日本人はしっかりと耳を傾けなくてはなりません」など、あらゆる反応が寄せられています。
日本もロックダウンが訪れるかもしれないことを鑑みて、今から心の準備をしておいたほうが良さそうです。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)