会社から契約更新してもらえなかったけど… 未来が希望で満ちていた理由
会社から契約更新してもらえなかったからと言って、人生が終わるわけではありません。むしろ、そこから幸せを手にいれる人たちもたくさんいます。
新年度に向けて、新体制を整える企業は少なくありません。派遣社員の場合、契約期間満了に伴い、更新されない場合も。
しかし、中には、仕事を失って落ち込むのではなく、「未来が希望で満ちていた」という人もいます。
fumumu取材班が、詳しい話を聞きました。
①彼氏がプロポーズしてくれた!
「『増税の影響で会社の売上が落ちた』という理由で、契約更新されずに雇い止めになってしまいました。『基本的には自動更新』と入社時に説明を受けていたし、今年からは契約社員も正社員と同一労働同一賃金になると思っていたので、楽しみにしていたのですが…。
『仕方ないよね。でも、次はもっといい仕事に出会えるはず!』と言う私に、『うん。そうだね! でも、しんどい時は甘えて欲しい。ね? 結婚しよ』と彼氏。
目から涙が溢れ出て止まりませんでした」(20代・女性)
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②海外留学の後押しになった
「契約社員とは言え、『やっと天職に巡り会えたかも』と思っていた私。『このまま一生この会社で働いてもいいな』と、正社員になることを夢見たこともあります。
でも、突然上司に呼ばれ、会社の方針で契約の更新ができないと言われました。本来なら、お先真っ暗でめちゃくちゃ落ち込むところなんだろうけど…仕事を言い訳に海外留学をためらっていたのも事実。
神様に背中を押された気がしました。私、海外留学します!」(20代・女性)
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③自分の将来を見つめ直せた
「仕事は決して嫌いではありませんでしたが、『このまま一生終わるのは嫌』と、漠然と思っていた私。『私の価値って、時給に換算したら1,500円にしかならないの?』『このまま、自分の人生を切り売りし続けるの?』と、ずっとモヤモヤしていました。
でも、契約の更新がされないと分かり、不安よりも先に言葉にできない安堵感に包まれました。『やっと自分の時間を取り戻せた』と。
自分の将来を見つめ直した私は、好きなことを仕事にするべく、自分で作った服を製造販売し始めました。儲けが潤沢に出るほど稼げているわけではありませんが、いつかこれを仕事にできたらいいな…と、夢見ています」(20代・女性)
物事は解釈次第で、見え方が180度変わることも。
何事も、気の持ちようですね。
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(文/fumumu編集部・志都)