タレントの武井壮さんが、SNSでの「悪口見るのが嫌ならネットやSNSを見るな」という意見に対して強い否定の言葉を述べました。
■人を傷付ける者
最近、SNSでよく見かける「悪口見るのが嫌ならネットやSNSを見るな」という文言に対して、武井壮さんは「正気で言っているのかね?」と投げかけ。
今はネットもSNSも、最先端で一部の人が使うツールではなく、誰もが使う文化になっていることを指摘。そういうものに対して、「人を貶す」という言葉の暴力を平然と行使し、そういう人がいるために、みんなが使っているSNSが使えなくなるのはおかしいと自論。
「人を傷付ける者」が自由を手にして「傷つけられた者」は自由を奪われることなんてあって良いわけがないと主張しました。
もちろん批判的と言っても、論評や批評など論ずることではなく、武井さんはあくまで「人の容姿をただ貶めたり、知りもしない人間性を貶めたり、性的な言葉を投げつける」ことを「悪口」と定義し、「正当だと思ってるのか?」と疑問を吐露しています。
『人を傷付ける者』が自由を手にして『傷つけられた者』が自由を奪われるなんてことあって良い訳ないだろう?
議論や批評は存分にすれば良い。
だが、人の容姿をただ貶したり、知りもしない人間性を貶めたり、性的な言葉を投げ付けるなんて事が当たり前で正当だと思ってるのか?
もう一度考えようぜ— 武井壮 (@sosotakei) December 12, 2019
関連記事:要潤、ファンレターへの想いを吐露 「コンプラ守られてるもん」
■武井さんの実体験…
実際に、武井さんの後輩のスマホには、見るに堪えない罵詈雑言が並んでいたそうで、「素敵な人物に、、よってたかって薄汚い言葉で容姿を揶揄したり、明らかに性的な表現で辱めたりだ、許される訳ないだろう?」と怒りを滲ませています。
そして、「日本の美しい言葉、日本人の礼儀正しさ、日本文化の奥深さは微塵も感じられないものだ」と日本人としての美学についても言及しました。
また、先ほど「誰もが使う文化」と説明しましたが、ネットユーザーの少なかった20年前、掲示板というネットの隅で許されていた時代から変化し、芸能界もひとつのミスで仕事も人生も傾いてしまう時代になったことを説明しました。
「そんな時代に『会ったこともない人』に『誰でも見られる場所』で『自分は隠れて暴言を吐く』ことで『人を傷付けて自分だけが満足する』こんな卑怯なことないだろうよ。。」と強く訴えかけています。
20年前の掲示板で、ネットの隅で許されてた時代とは違うんだよ。芸能界だって、ひとつのミスで仕事も人生も傾いてしまう時代だよ。そんな時代に『会ったこともない人』に『誰でも見られる場所』で『自分は隠れて暴言を吐く』ことで『人を傷付けて自分だけが満足する』こんな卑怯なことないだろうよ。。
— 武井壮 (@sosotakei) December 12, 2019
関連記事:武井壮、恩返しのためのバナーを提供 「身近な誰かにこんな時こそ恩返し」
■共感の声
この主張には多くの人が共感の声を寄せました。
「いい方きついかもしれませんが殺人未遂に近いと思います。ポジティブで溢れればお互い助け合いができるのに!」
「自分が誰か特定される訳ない バレなければ何やってもいい って空気がどこでもありますよね!! イジるといじめるはされたほうが どう受け取るかなのに それもわかってない人が多いし、 言動に責任がもてない人が 増えててこわいです」
「『悪口見るのが嫌ならネットやSNSを見るな』という発言は、ネットやSNSでは悪口を言われて当然、という前提があるから生まれるものなのでしょうね。そうではなく、皆がマナーを守って、人を傷つけないでSNSを利用するのが当然、という前提になると良いですね」
見なければいい…とは言っても、たまたま目に触れてしまうことはありますし、本人が目撃してしまう可能性もあります。また、悪口を言う人の数が増えれば、ブロック等の対策も難しくなってきます。
SNSは望まずとも目に触れてしまうことのあるものだからこそ、使い方に気をつけていかなければならないでしょう。
・合わせて読みたい→武井壮、“逆立ちティッシュ”チャレンジに驚愕 「ハードル高すぎますって」
(文/fumumu編集部・fumumu編集部)