「自分なんてだめだ」「もうがんばれない」 そうやって、前に進むことができなくなるときもありますよね。自分を否定することしかできなくなったとき、人の言葉で救われることはあるのでしょうか?
今回は、「あのときの言葉で、前を向けた」と感じた大切なセリフを、fumumu取材班が聞いてきました。
①「いつもがんばってるね」
「仕事がうまく回せなくて、いっぱいいっぱいの時期があったんです。細かなミスはしてしまうし、職場に苦手な人もいて、本当に苦しくて…。
私って仕事できないんだなぁと思って、毎日出社するのが苦しかったです。そんなときに、同じ部署にいるけどあまり話をしない先輩から、『いつもがんばってるね』と声をかけてもらったんです。
え!? と本当に驚きました。いつも話したことがない人だったので、私の名前を覚えてくれていることすら嬉しくて。たった一言だったんですけど、涙腺が崩壊してしまって、その先輩の前で泣いてしまいました。
話を聞いてくれて、『仕事に一生懸命な人だってみんな知ってるよ』と言ってくれて、ますます泣いて(笑)。見てくれている人がいるだけで、がんばるパワーになるんだなと思いました」(20代・女性)
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②「自分が悪いと思わないで」
「彼氏に浮気されたあげくにフラれたとき、本当に自暴自棄になっていたんです。自分なんて誰にも好かれないと思ったし、浮気されたのも私に魅力がないからだと思い込んでいて。
そんな私に、友達がたくさん優しい言葉をかけてくれて…。『あんたはなにも悪くない』とか、『自分が悪いと思わないで』とか。『そもそも浮気するやつがクソ!』とか(笑)。
そう言われるうちに、浮気されたことへの怒りも少しずつ湧いてきて、別れて数週間後に初めて怒れたんです。『浮気するって最悪じゃん!』って、友達と朝まで悪口大会でした。ひとりだったら、立ち直れなかったと思います」(20代・女性)
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③「完璧じゃなくても好きだよ」
「元々自己肯定感が低くて、自分のだめなところばかり目に付くんです。どうしてこれくらいできないんだろうって、色々なところで自己嫌悪で。そんな私に恋人が言ってくれたのが、『完璧じゃなくても好きだよ』でした。
そんなこと言ってくれた人なんていなかったし、最初は信じられなかったんですよ。完璧な方がいいに決まってるじゃんって。でも、少しずつ恋人の言葉がじーんと沁みてきて。
だめなところがあっても、人に好かれないわけではないんだなって。そもそも、完璧な人間なんていないのかもしれないですよね。理想を高く作りすぎていたのかも」(20代・女性)
誰かのたった一言によって、心が救われることもありますよね。自分の言葉も、気がつかないうちに誰かを救っているかもしれませんよ。
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(文/fumumu編集部・nana)