人それぞれなのに…バイセクシャルにある3つの誤解
バイセクシャルはイメージによって決めつけられてしまうことが多いようです。詳しく話を伺いました。
男性も女性も好きになれるバイセクシャルですが、少数派だからか、「バイセクシャルってこうなんでしょう」というステレオタイプが多いそうです。
そこで、fumumu取材班はバイセクシャルに多く寄せられるという誤解を聞いてみました。
①常に両性を好きな人だけじゃない
「『どっちも好きになれるから、恋愛しまくりだよね。いいな』みたいなことを言われるんですよね。でも、常に男性と女性両方好きになれるわけではなくて、自分が今、恋人を求めていることで、好きになる対象が変わったりします。
あとは、女の子と付き合ってばかりだったから、そろそろ男の子と付き合いたいなあ…とかね。人によっては、半々で好きになるんじゃなくて、男性寄りとか女性寄りっていう人もいて、まちまちですよ。常に両性をギラギラした目で見てると思われるのは心外です」(20代・女性)
②結婚することが幸せであるという前提
「実は、バイって、ゲイとかレズとギクシャクすることも多いんですよ。『どうせ、君たちは異性と結婚するんでしょ』みたいな決めつけで…。こういう人もそうなんですけれど、異性恋愛者でも、頭の中には『結婚することが恋愛において最大の幸せ』みたいな考え方が前提としてあるんですよね。
でも、それは人それぞれ。私は結婚がゴールではないと思うし、恋愛の形は色々とあってもいいと思っています。だから、今も同性の女性とずっと一緒にいたいなと思っています。全員が全員、結婚することが幸せだと思っていないはずなので、決めつけや押し付けとかしないでほしいですね」(20代・女性)
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③性に奔放というイメージ
「実際に聞かれたりもするけれど、最近作品として、性に奔放でナンパなキャラとしてバイセクシャルが登場することが多いんですよ。『俺はどんな人でも抱けるぜ、シャララン』みたいな…。それで、男性とも女性ともフラグを立てまくっているっていう感じの。
そういうのをみてると、ますますバイセクシャルは誰彼構わず性にオープンなイメージを持たれそうで怖いです。性に奔放なのって、別にバイセクシャルだけじゃないし、バイセクシャルもその辺りは個人差や好みがありますよね…」(20代・女性)
ステレオタイプは相手を理解する上で便利ですが、異性恋愛者にもいろんな人がいるように、セクシャルマイノリティの人にもいろんな人がいます。イメージを押し付けないように気をつけたいですね。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)