ヒーローショーのお姉さんがセクハラを告発 舞台裏で起きていた悲劇
ヒーローショーのショーのお姉さんをしていた中村愛理さんは、勤務中の数々のセクハラについて告発しました。
ヒーローショーのショーのお姉さんとして活躍していた中村愛理さんが、ひどい嫌がらせとセクハラについてツイッターで告発しました。
■ヒーローショーのお姉さんを卒業
中村愛理さんはヒーローショーのお姉さんとして1年間働いていました。しかし、ゴールデンウィークをもって卒業。事前にお知らせできなかったことに対してツイッターで謝罪を行なっていました。
ファンからは「明るくてハリのある声、眩しい笑顔が素敵でした」「お姉さんの声に合わせて小さい子も大きい子も声を出して応援してて、凄い!って思いました」などといったコメントが寄せられています。
また、私は第2弾のゴールデンウィークをもちまして、シアターGロッソのお姉さんを卒業しました!
こちらは事前にお知らせできなくてごめんなさい。5月から沢山のお声を頂いて、皆さんの温かさが本当に嬉しかったです。
怪我も病気もなく元気いっぱいに過ごしてますのでどうぞご心配なく(ง •̀_•́)ง— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) June 23, 2019
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■卒業した理由は度重なる嫌がらせとセクハラ
その翌日、中村さんは入った当初から、挨拶を無視される、握手会の最中に水をかけられて妨害されるなど、多くの嫌がらせを受けていたことを綴りました。いじめのような嫌がらせに留まらず、男性器のあだ名をつけられたり、お尻を揉まれたる、胸を触られるなどのセクハラも続いたといいます。
1年間は黙って耐えたものの、そうした反応も不愉快だったのか「力不足なのでもう来なくていい」と言われたそうです。また、こうした一件があったためか「余計なことを言ったら、もうお前に仕事を振らないぞ」と会社からも脅されていたようです。
それも不愉快だったのかゴールデンウィーク明けに「力不足なのでもう来なくていいです」と言われてそれっきりです。
会社からは、余計なことを言ったらもうお前に仕事を振らないぞ、と強く言われていましたのでこれを発信するということはそういうことです。— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) June 23, 2019
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■当たり前のような態度
中村さんは自分の力不足を認めつつも、降りかかる性的な嫌がらせを気にせず笑って流せるのが、よくできた女だと言われ、自らの権利を害されてきたことを主張しています。また、「パワハラ、セクハラはただの冗談だから、そういう業界だから仕方ない」と散々言われてきたよう。
今回は、こうした現状が変わっていく必要があると告発に至ったことがうかがえます。
降りかかる性的な嫌がらせを、気にせず笑って流せるのがよく出来た女だとも言われてきました。でも、平成も終わり令和の時代を生きる子供たちには、前時代的なハラスメントに苦しめられることなく、自らの権利を害されることなく生きて欲しいと思います。そんなヒーローに出会って欲しいと思います。
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) June 23, 2019
「パワハラ、セクハラはただの冗談だから、そういう業界だから仕方ない」と散々言われてきました。お仕事が楽しかったのであれば、本当は余計なことを発信せずに黙って耐えておくべきなのかもしれません。ですが、どんな業界であれ次の世代のために変わらなければいけないと思っています。
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) June 23, 2019
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■世間の反応
数々の共感が集まる中で、「嘘をついているのでは」「チェンジになったのは、あなたの努力が足りないからだ」といった批判的な反応もあったようです。しかし、何人かの同業の人からは、同じような環境だという賛同の声がありました。
色々な意見がある事も承知しています。私が嘘をついているという意見も含めておおよそ全部読んでいます。
その上で、改めて。
少し長くなりますが、追記させてください。 pic.twitter.com/PLJoWJ5dfG— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) June 24, 2019
仕事を続けることや描いた夢に漬け込んでパワハラやセクハラを行っていたことが事実だとすれば、決して許されることではありません。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)