古着を売っても買わないのはなぜ? サステナビリティの取り組みは多難
お手頃価格の古着を上手に使う人がいる一方で、「古着だから」という理由で拒否感を抱く人もいるようです。
近年、ファッション業界でも注目されている「サステナビリティ」。「サステナビリティ」とは「持続可能性」という意味で、環境や社会のために、古着のリサイクル活動を行っている企業やブランドも増えています。
しかし、なかには、古着を売ったりあげたりすることはできても、着たり買ったりすることに抵抗がある人もいるようです。
fumumu取材班が、その理由について、詳しい話を聞きました。
①お古は着たくないから
「私には2人の姉がいるので、小さい頃はお古ばかりを着せられていました。だから、大人になってまでお古は着たくありません。目立った傷や汚れはなかったとしても、一度は誰かが袖を通したものです。姉たちのお古ですら、微妙に型崩れしていたり独特な匂いがしたりしたことは何度もありました。
だから、どんな人がどこで着ていたかも分からないお古は、たとえ洗ったとしてもなんだか気持ちが悪くて、到底着ることなんてできません」(20代・女性)
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②偽物かもしれないから
「店頭や正式なオンラインショップで売られているもの以外は、偽物かもしれないので絶対に買いません。
『デッドストック』とか『ヴィンテージ』として値段が定価以上になっているものを見かけることはありますが、今はないデザインなら真偽の確かめようもないですよね。間違っても偽物を買いたくないので、絶対に手は出しません」(20代・女性)
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③新品を買える自分でいたい
「新品を買うのは、自分自身が仕事をする上でモチベーションになっています。新品の服を買うのも着るのも気持ちがいいし、それができる自分自身の自信にもなっています。
常に新品を買える自分でいたいので、同一商品がお手頃価格の古着として販売されていたとしても、買うことはありません」(20代・女性)
衣類は生活必需品である一方で、嗜好品でもあります。
社会や環境のために、無理せずできることから取り組んでいきたいものですね。
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(文/fumumu編集部・志都)