手狭な日本を飛び出して、海外で就職を考える人もいると思います。中でもアジアは女性も就職しやすく、海外の求人サイトを見てみるとアジアの求人が1番多いほど。
女性がアジアで就職しようとなると、どこが住みやすいのでしょうか? アジア諸国を渡り歩いた記者が調査してみました。
■都会で料理がおいしいマレーシア
リタイア後の日本人の居住地ともして人気高いマレーシア。首都・クアラルンプールでは、家具付きのコンドミニアムが月6万円ほどで借りられる家賃の安さも人気の理由です。
また、他民族国家マレーシアは食の宝庫! クアラルンプールの屋台街『ジャラン・アロー』ではマレー料理、中華料理、インド料理など多彩な料理を安く食べることができます。
マレーシアの就労ビザは年齢や職種などの制限を除けば、比較的就職しやすいのだそう。しかし多国籍国家なので英語は必修! 英語に自信のある人にオススメです。
■現地採用率の高いタイは住みやすさもナンバー1
就職先や住まいの見つけやすさで人気のタイ。アジアの雰囲気を残しながらも夜遊びスポットも豊富で、SNS映えするおしゃれなスポットもたくさんオープンしていることを先日fumumuでも紹介しました。
バンコクの物件は日本人に人気のトンロー、エカマイエリアの家具付きアパートで6万円~。治安も良く、日本人女性の一人暮らしも多いエリアです。就職先も物件も日本で探してから行くよりも、現地のフリーペーパーや掲示板で探したほうが良いものが見つかることもあります。
女性向けの仕事は日系ホテルや旅行会社、コールセンターや飲食店など、中には英語やタイ語が話せなくてもOKな仕事も。はじめてアジアで就職をするという人にもオススメです!
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■日本人年々増加! 女性人気の高いベトナム
女性の旅行先としても人気のベトナム。ベトナムに移住する日本人は年々増加しており、2019年現在2万人以上が住んでいるといわれています。米文化でヘルシーなベトナム料理、昔フランス領だったこともあり安くておいしいフランチレストランも多いベトナムは、日本人の食文化と似ていて住みやすいといわれています。
日本のような四季がある首都ハノイと、年中温暖なホーチミン。記者が住みやすいと思うのはホーチミンで、買い物からおしゃれなレストランやクラブまで揃う、ベトナムで最もにぎやかな都市です。市中心部に隣接する日本人に人気のビンタン区のサービスアパートは4万円代からと、タイやマレーシアに比べて全体的に物価が安いのも魅力です。
日本人が多く働く仕事先は日系レストランやホテル、日本語講師が人気のようです。しかしベトナム戦争の影響もあり、長らくアメリカとの国交を絶っていたベトナム。都市部でも英語を話せる人は少なく、日常生活に少々不便をすることも。しかし、逆に英語やベトナム語を勉強することで就職の強みになることも。ホーチミンに比べるとハノイは日本人女性の進出が少ないので、いまがチャンスかもしれません。
物価が安いアジアは日本人が暮らしやすいポイントがたくさん! 数年までとはいかなくても、何か月かプチ移住してみるのも世界が広がるきっかけになるかもしれません。
(文/fumumu編集部・カワノアユミ)