谷原章介、今くるよさんの訃報に追悼コメント 「いくよさんと一緒に…」
28日に、今くるよさんが大阪市内の病院で死去したことを所属事務所が発表。悲しみの声が広がっています。
29日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、女性漫才コンビの今いくよ・くるよの今くるよさんが亡くなっていたことを報じました。76歳でした。
「どやさ!」というギャグでも知られる女性漫才師のパイオニアの訃報に、司会の谷原章介さんも追悼のメッセージを送っていました。
■「どやさ!」が大人気に
吉本興業は28日、公式サイトで今くるよさんが膵がんのため大阪市内の病院で死去したことを発表しました。くるよさんは1973年、高校時代の同級生だった今いくよさんと、漫才コンビ・今いくよ・くるよを結成。
軽妙な掛け合いで人気を集め、一斉を風靡しました。とりわけ「どやさ!」という言葉はブームになり、後輩たちもこぞって真似をする代表的なギャグに。
1984年には「上方漫才大賞」を受賞、2023年には「上方演芸の殿堂入り」を果たしました。2015年には、相方のいくよさんが胃がんのため死去。くるよさんも訃報が伝えられた28日は、奇しくもいくよさんの命日でもありました。
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■後輩女性芸人を集め「ひなまつり会」
毎年3月3日には、後輩の女性芸人を集め「ひなまつり会」を開いていたというくるよさん。この会に参加していたシルクさんは「お世話になりすぎて、言葉がありません。いつも笑顔で、しるやん、頑張りや! と…」とコメント。
さらに「お食事も20年以上に渡り、ひな祭りには女芸人30人くらい招待されて、大宴会! 皆、育てていただきました。明るくて寂しがりやで、後輩思いの素晴らしい先輩でした」と、在りし日の姿を振り返っています。
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■コンビ名自体がすでに楽しい?
谷原さんは「僕は子供の頃、ちょうど漫才ブームだったんですけれども。今いくよ・今くるよさんの明るく朗らかなキャラクターにすごく笑わせていただいた。いやあ、ショックですけれども」と、悲しみを表明。
コメンテーターの若狭勝弁護士も「本当に楽しかったですよね。名前がですね、今いくよ・今くるよって、非常にワクワク感、楽しいイベントにいくよくるよと、名前自体がすでにアピールしているという感じがしていますし」と、明るい芸風を偲んでいました。
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■谷原「気配りの方」と振り返る
さらに若狭さんは、「さびしがりってひとことでていましたけど、芸と自分の私生活の性格とはちょっと違う、それだけに、芸というもの舞台というものを大事にしてきたというのが伝わってきましたよ」と、故人の芸に対する姿勢についても言及。
谷原さんも「気配りの方、優しさみたいなものも芸の中にすごくにじみ出ていたなと思うんですけど」とのべ、「いくよさんと一緒にね、天国でみなさんのことを笑わせていただきたいと思います。改めてお悔やみを申し上げます」と追悼の言葉をのべていました。
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(文/fumumu編集部・星子)