「逆」「上」ともに小学生で習う簡単な漢字ですが、「逆上せる」はなんと読むかわかりますか?
■「逆上せる」って何と読む?
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「逆上せる」の読みかたに関する意識調査を行なったところ、「あせる」と読むと答えた人が全体で6.3%。続いて、「かぶせる」と読むと思うと回答した人が5.7%でした。
ちなみに「あせる」の漢字は「焦せる」「褪せる」などがあり、「かぶせる」の漢字は「被せる」です。
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■正しくは「のぼせる」
なお、「逆上せる」の正しい読みかたは「のぼせる」。
編集部の調査では、全体で87.8%の人が正しい読みかたを回答していました。
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■「逆上せる」の意味は…
「逆上せる」の意味について、デジタル大辞泉(小学館)で調べてみると、以下のように記載されています。
①血が頭へのぼって、ぼうっとなる。上気する。
例:「長湯で逆上せる」「暑さで逆上せる」
②興奮して理性を失う。血迷う。逆上する。
例:「逆上せて前後の見境がなくなる」
③すっかり夢中になる。熱中する。
例:「アイドル歌手に逆上せる」
④思い上がる。うぬぼれる。
例:「成功したからといって逆上せるな」
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■のぼせてしまったら早めの対処を
漢方薬を中心とした医薬品などを販売するクラシエによると、のぼせとは「頭や顔などに“異常な熱感”を感じること」だそう。熱感だけでなく、頭がぼーっとしたり、頭痛・顔面の紅潮・カラダのほてり・発汗・鼻血などの出血・動悸など、複数の症状を伴うこともあるといいます。
のぼせてしまった場合は、熱やほてりを感じる上半身や顔・頭部を冷却する必要があるそうで、首や顔に冷たいタオルを当てると良いそう。また、暑い場所にいたときは体を涼しい場所に移動させることも重要で、野外にいる場合は屋内に移動し、クーラーを使うことも効果的とのこと。
読みかたが分からなかった人は、のぼせの対処法まで一緒に覚えておきましょう!
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)