「もしかして、これって夢で見た通り?」 ある不思議な感覚をおよそ3割が経験
夢は、眠りの中で記憶として整理しながら再体験をしている状態だと言われています。
特殊能力やオカルト的な逸話として語られることもある「予知夢」や「正夢」。そんな不思議な体験を、決して少なくない人が経験していることが編集部の調査で分かりました。
■およそ3割「正夢を見たことがある」
fumumu編集部が全国の10代〜60代の男女739名を対象に実施した調査では、全体で35.5%の人が「正夢を見たことがある」と回答しています。
なお男女別に見ると、男性は31.1%、女性は40.3%という結果でした。
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■母が拾った犬を飼い始める夢を見て…
編集部が話を聞いた40代の女性は、小学生の頃に見た夢について回顧。
ある日、学校から帰ると家に子犬がいて、母親から家の前に捨てられていて可哀相だから飼うことにしたと告げられる夢を見たそう。その数カ月後、家の前ではないものの、捨てられていた犬を拾ってきた母親は、夢のとおりにその犬を飼い始めたというのです。
女性は、「もともと動物を飼う素振りも見せなかった母が急に犬を拾うなんて、正夢になったに違いないと思ったのを覚えています」と振り返りました。
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■「予知夢」や「正夢」の正体とは
女性のように、不思議な経験をした人は少なくないよう。中には、事件や災害を予知するような夢を見てしまったことがある人もいると聞きますが、正夢や予知夢って本当にあるのでしょうか。
寝具メーカーの西川は公式HPによると、予知夢の正体は人に備わる「認知バイアス」なのではないかと述べています。つまり、夢という曖昧な記憶を目覚めた後に現実で起きた出来事と関連付けてしまい、現実のものとなったように感じるのが「予知夢」や「正夢」の正体なのだとか。
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■記憶を整理していく過程で見るもの
そもそも夢とは、胸に秘めた願望や起きている間に抱いた感情、経験してきたさまざまな出来事を記憶として整理していく過程で見るものだと言われています。
つまり、強く望んだことが現実となる夢を見たと思っていたら実際に実現できたり、普段の生活からある程度推察できることが夢として再生され、後に本当にそのようになったりしたことで正夢や予知夢だったのではないかと感じる、ということのよう。
そうは言っても、まだまだ解明されていないこともあるという夢。面白い夢を見たなと思ったら、忘れないうちに書き留めておくと、後に見返したときに何か気付くことがあるかもしれませんね。
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(文/fumumu編集部・蒼羽 結)