伊集院光、中国で物議醸す”死者復活”のAI技術に… 「相当大変なことだなって」
中国で賛否が巻き起こっている「死者が蘇るAI技術」に触れた伊集院さん。日本国内で倒産した企業の前例も出し…。
22日放送のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)にて、パーソナリティを務めるタレントの伊集院光さんが、中国で論争となっている「生成AI」について言及。
日本国内で倒産したある会社を例に出し、私見を述べました。
■中国で論争となっている「生成AI」
生前の写真や音声をもとにAIが本人が話しているかのような動画を作り出す「生成AI」。中国では今この「死者を復活させる」技術を活用したビジネスが賛否を巻き起こしています。
この件に触れた伊集院さんは「ダメなのかどうかと言うと、それで癒される人がいるならあっても良いんだけど、どこからかダメなラインがくるよね」とコメント。
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■「大事な人が”もう一回死ぬ”目に…」
課金制の場合を想定し、故人との会話が「お父さん、お母さんごめん、ここから先は課金なんだ」というような状況になる可能性があるほか、管理元のサーバーに何かしらの問題が起こった場合「(企業側が)今日でやめますってなったときに、自分の大事な人が”もう一回死ぬ”目に合うこととかが出てくる」と懸念を示します。
「多分相当ルールを決めないとおかしなことにはなっていくぞっていう…」 「初期の恋愛シミュレーションゲームみたいなもんだからさ」と伊集院さん。
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■死ぬ前に権利を売る制度が「一番いい」
また仕事上、声や動画のデータが多い伊集院さんは、自らの生成AIは容易くも「俺のものは俺のもの」という考えのもと、死後であっても妻以外の誰かには触られてほしくない、と話します。
一方で、不動産にあるような「持ち家を死後に売る前提で、死ぬ前にお金を受け取る」制度の例を挙げ、AIについても死後に権利を渡す前提で生前にお金をもらえるようなシステムが「一番いい」と述べました。
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■運営元の企業が倒産したケースも
また、伊集院さんは「都会のど真んなか」のマンションのような建物にある「ロッカー式納骨堂」を運営していた企業について「あそこ倒産したよね」とコメント。
「倒産して債権を持ってる会社がなかに入ることがまかりならんつって。遺骨を持っていくこともまかりならんて…どうなったんだろう、あのあと」と話し、生成AIについても「ああいうことも全然ありえるもんね」 と話します。
「なんかもうキリがないね。延命することにキリがないうえに…さらに言うと、死んだ後もキリがないっていうのは相当大変なことだなって」と語りました。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)