伊集院光、『水ダウ』吃音芸人の騒動を受け…　語った“熱い言葉”に「さすが」の声

『水曜日のダウンタウン』に吃音芸人のインタレスティングたけしさんが再登場。伊集院光さんが語った言葉とは…。

丸井ねこ

エンタメ

2024/02/15 13:00

14日放送の『水曜日のダウンタウン』（TBS系）に、お笑いタレントの伊集院光さんが出演。

番組内で語った、ある芸人についての言葉が反響を呼んでいます。

■騒動で触れづらい存在に

同日の放送には、2022年7月の放送で物議を醸したお笑い芸人・インタレスティングたけし（以後、インたけ）さんが1年半ぶりに再登場。

前回の放送で長年かわいがってもらっていた先輩のお笑い芸人・チャンス大城さんからドッキリをかけられ、その演出をめぐって日本吃音協会が番組に「吃音者に対する差別と偏見を助長する」と抗議。

この抗議騒動の影響で触れづらい存在になってしまったインたけさんは、それ以降バラエティ番組への出演はゼロに。

この度番組がインタビューを行なったところ、インたけさんは前回の放送で吃音をイジられたという認識はなく、オンエア後の反響に困惑したことを打ち明けました。

■「コンプレックスは全部武器になる」

この件について伊集院さんは「すごく難しいところに、ここの番組は笑いで突っ込んでいくから、ああいうことが起こるんですけど」と切り出し、自身の体型を引き合いに持論を展開。

「例えば、僕が体が超デカいっていうことを、中学生・高校生とイジられたとして。ある意味、“笑われる”っていうことをこっち側が分かってやっているなら、『これはオレが“笑わせている”ことじゃん』っていう転換が起きる。そうしたら『これは武器じゃん』ってなって。お笑いになるときは、コンプレックスは全部武器になるって、師匠からも言われて」と語ります。

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■芸人は「世界一素晴らしい職業」

そして「彼の吃音がみんなにイジられたりとか、時に笑われたりとかしているのを、芸人になればいいじゃんって。オレは芸人の好きなところは、もしかしたら一般生活ではつらいところもある特徴が、みんなに喜んでもらえる。こっちは、それを分かってやっている関係ができる、世界一素晴らしい職業だって思っているから」と芸人の素晴らしさを力説。

そのうえで「もちろんね、苦労している人がいっぱいいるから、そのご家族もいるから、いろいろ言いたくなるのは分かるけど」と理解を示すも、「そこはちょっと分かってほしいんだよねって思っちゃう」と力強く想いを述べました。

■「素晴らしいコメント」「さすが伊集院」と反響

伊集院さんのコメントについてSNSでは「さすが伊集院」「誰も傷つけない平和的な考え方」「素晴らしいコメントでした」「芸人の魅力を伝える伊集院光さんの言葉に共感です」「これが本当の意味でのやさしさであり、理解であり、理想であり、芸人だよね　伊集院光は今も昔もずっとカッコイイ」と絶賛する声が多数寄せられました。

また、番組の内容を肯定したうえで、気をつけなければいけないこととして「インたけの強さや前向きさを、みんなが持ってると思わないこと」という声や、「確かに芸人さんは事情をわかった上で尚且つプロだから『お笑い』に昇華してくれる。でもこれが一般人だと中途半端なイジりで『笑い者』にしてしまう。愛があるかないかの差だと思うけど、難しいよなこういうの」といった声も上がっています。