飲酒運転で全盲の息子と母をはねる 谷原章介「絶対運転しちゃだめ」と警鐘
大阪府岸和田市で路側帯に歩いていた目が不自由な50歳の息子と82歳の母親が飲酒運転ドライバーにはねられ、母親が死亡。
18日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、飲酒運転に巻き込まれた母と息子の悲惨な事故について報道。
目の不自由な男性と付添いの母親をはねて死傷させた男は10時間近く飲酒していたとみられ、司会の谷原章介さんは顔を曇らせて苦言を呈していました。
■母と息子が暴走自動車にはねられる
12月30日、大阪府岸和田市で道路を歩いていた50歳の息子と82歳の母親が、暴走してきた自動車にはねられました。
飲酒運転の事故に巻き込まれた親子の息子は目が不自由で白杖を使っており、母親は付き添っていたもよう。
現場は片側一車線の見通しの良い道路で、目撃した人によると、車は路側帯に歩いていた2人を跳ねたと話しています。この事故により母親は死亡し、息子は重傷を負いました。
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■10時間以上飲酒をした上で運転
暴走車を運転していた男は、事前に10時間近く飲酒していたと報じられています。被害者の男性は、およそ10年前に出会ったマラソンに打ち込んでおり、朝、母親と一緒に近くの公園に走りに行こうとしたところ容疑者の車にひかれました。
事故が起きたのは午前7時頃で、警察の調べに対して「覚えていない」と容疑を否認しているとのことです。
専門家によると、容疑者は「危険運転致死傷罪」に問われる可能性も。被害者の親族は「どういう神経で飲んでいたのか」と悲痛な気持ちを吐露しています。
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■飲酒運転による死亡事故率は8倍?
谷原さんは、「介助をしてくれる80代のお母さんが亡くなってしまったら息子さんはその後どうやって生きていけばいいのか、すごく心配になりますけれど。軽い気持ちで運転して重大な結果になってしまいました」と懸念。
飲酒運転による死亡事故率は、飲まない場合に加えて8倍になるというデータもあるそうで、「少しでも飲んだら絶対運転しない」という判断の必要性が浮き彫りになりました。
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■一緒に飲んだ仲間も「止めてほしかった」
コメンテーターの岩田明子さんは「アルコールは例え少量であっても人間の聴覚とか視覚の能力を低下させるという指摘もありますので…」と警鐘を鳴らしています。
谷原さんは「一緒に飲んでいる方がいたとしたら、同乗しなかったとしても『お前絶対運転しちゃだめだよ』と止めてほしかったです」と、飲酒する際の心がけについて言及していました。
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(文/fumumu編集部・星子)