武井壮、金沢と阪神で被災した経験を語る 「街は一瞬パニック状態で…」
1日に金沢で地震に遭遇した武井壮さんは「映画を見るような、人々が車で逃げ惑うような状況」だったと回想。
9日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、最大震度7を観測した能登半島地震の被害と被災者の生活について報道。
金沢で地震に遭遇したタレントの武井壮さんは、阪神淡路大震災のときの経験と比較しつつ、被災者を気遣っていました。
■3,300人以上の人が孤立状態
1日の能登半島地震から1週間が経過した現在、いまだ3,300人以上の人が孤立状態にあり、自衛隊が物資を補給している状況です。
現地では強い寒気が流れ込み、トイレを流す水や暖房にも事欠く地域も。番組では孤立した集落に向かったものの、道路は寸断されて徒歩でしか通れない状態。
たどり着いた集落で家に残る人からは「避難所は1回行ったけどとてもおられん。暖がとれんし」という声があがっており、助け合いながらも孤立地域にとどまる理由が浮き彫りになりました。
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■阪神淡路大震災と同等の揺れ
1日に石川県金沢市に滞在中、地震に遭遇した武井壮さんは「本当に、僕は阪神淡路大震災でも神戸市で被災しているんですけれど、同じくらいの強烈な揺れを感じて、街は一瞬パニック状態みたいになっていて…」と、2つの震災の揺れを比較。
続けて、「映画を見るような、人々が車で逃げ惑うような状況だったんですけど、でもその後に輪島とか、より大変なことになっているエリアの情報が入ってきて…」とのべ、被災直後の混乱を振り返っていました。
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■学校や受験などへの影響も
さらに武井さんは、「揺れた時は僕らは『怖い』と感じて『そこから避難しなきゃ』と感じて出られたんですけど、震災の時って震災の被害だけじゃなく、その後、生活だったりとか学校の機能とかも停止してしまって…」と、受験など生活レベルでの影響にも言及。
日々の暮らしのいたるところに問題が起こるとして、「一番苦しい今だけじゃなく、引き続きずっと被害が色々な面で被災者の方に広がっているので…」とさらなる継続的支援を訴えています。
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■地震後は「人生が変わってしまう人が」
若くして阪神淡路大震災を経験した武井さんですが、「僕自身も、もし(阪神)地震で…うまく関東に避難できたんですけど、それがあって陸上競技をそのまま続けられたからこそ今があると思うので、本当に人生が変わってしまう人がたくさんと思う」と考察。
今後の課題として「そういったことがないように、本当に手厚い、継続的な支援をしていただけたらなと思います」と、支援強化を呼びかけ続ける意志を示しています。
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(文/fumumu編集部・星子)