虫歯治療を失敗された男性 倍の金額で治療をやり直し「何ヶ月も食事ができず」
「職場に近い」歯医者で虫歯治療を行なった男性。その後症状は改善せず、別の歯科医院で…。
虫歯治療を行なったはずが、症状は改善せず…。訴訟問題まで発展したケースを『Mirror』など海外メディアが報じました。
■麻酔なしで治療、症状改善せず
2019年の5月、イギリス在住の30代男性は折れた歯を治療するために職場から近い歯科医院を受診。
その際、うえの歯の1本に深い虫歯があると診断され、虫歯治療を行なうことに。その数週間後、男性は治療のために“麻酔なし”で詰め物を詰められます。
しかし痛みは続き、男性いわく「夏のあいだずっと、治療をしたはずのうえの歯が痛かった」。同年8月に再び同医院を訪れた男性は、痛む歯に隣接する歯の根管治療を行ないました。
関連記事:カズレーザー、歯科治療中に麻酔が切れてヒヤヒヤ 「あぶら汗だらけ」
■別の歯科医院で「さらなる治療が必要」
根管治療も行なった男性ですが、月日は流れるも症状は改善せず。それどころか歯の痛みは広がり、口中が過敏な状態になっていきます。
「今まで受けた歯の治療のなかで一番荒い治療」「鎮痛剤も麻酔もなかったので大丈夫か、と思っていた」と徐々に不信感を抱くようになった男性。
痛みは続き、ついに別の歯科医院を受診した男性ですが…。そこで「詰め物が不十分」「治すにはさらなる根管治療が必要」と診断されます。
関連記事:いとうあさこ、抜歯後の歯茎にツノが… 歯科医も「1回も見たことない」
■「何ヶ月もまともに食事ができず」
以前受けた治療を繰り返すこととなり、結果的に二倍の費用がかかることが判明した男性。「だまされた気分だった」と治療を誤った歯科医師に怒りを覚えたそう。
「とくにロックダウンに入ると予約を取るのが本当に大変で、歯に痛みを感じるたびに格闘していた」と発症当時はコロナ禍もあり大変な思いをしたよう。
「何ヶ月もまともに食事ができず、夜も眠れず…。定期的に鎮痛剤を飲んでいた」と壮絶な日々を振り返りました。
関連記事:「バレンタインデーには濃密なキスを」 歯科医師の提言が話題に
■回復まで約3年、訴訟へと発展
歯の再治療により無事良好な状態に戻った男性ですが、最初の発症から回復するまでかかった期間は、約3年。
男性は担当した医師を相手に訴訟を起こし、その後2023年6月に和解が成立。男性には12,500ポンド(200万円相当)の和解金が支払われましたが、医師側は最後まで責任を認めなかったとのこと。
なお医師が勤務していた歯科医院はインタビューに対し「新聞で報道されるまで本件を知りませんでした」と説明。該当の医師は約2年前に退職しているといいます。
関連記事:「自分への投資」を始めよう! 未来を輝かせる3つのこと
■執筆者プロフィール
黒木ゆず:大阪在住、飲み歩き大好きライター。お笑いライブとELLEGARDENとハリポタが生きがいです。
翻訳ネタのために、日々、海外のとんでもエピソードをチェックしています。
・合わせて読みたい→いとうあさこ、抜歯後の歯茎にツノが… 歯科医も「1回も見たことない」
(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)