大空幸星、”NGリスト”に対するジャニーズの回答に疑問 「非常に文章が稚拙…」

ジャニーズ事務所の会見で、一部の記者を指名しないよう「NGリスト」が存在したとされる問題。事務所がコメントを発表。

ジャニーズ事務所

5日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、ジャニーズ事務所の会見で記者の「指名NGリスト」が存在したという疑惑について報道。

同事務所から同局に届いた文書を参照して検証を行い、社会起業家の大空幸星さんはその内容に疑問を呈していました。



■一部の記者を指名しないリストか

性加害問題に揺れるジャニーズ事務所をめぐり、新たな疑惑が物議を醸しています。今月2日に行われた記者会見で、一部の記者を指名しないようにする「NGリスト」が存在していたという疑惑が浮上。

ジャニーズ側は会社の関与を否定しているものの、事前の会議で「コンサルティング会社がメディアのリストを持ってこられて、そこにNGという文字があった」ことは認めています。

その際には、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦さんが「これはどういう意味ですか。絶対当てないとダメですよ」と言い、コンサルティング会社側は「では前半ではなく後半で当てるようにします」と回答したという旨が報じられています。



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■会場を撮影した映像にも映り込み

当該の「NGリスト」らしきものは、会場を撮影した映像にも映り込んでいます。

会見にはおよそ300人の報道陣が集まり、質疑応答は一社一問のルールで、司会者が挙手した人の中から指名をする形をとっていました。

挙手しても当てられない記者が「茶番」と声をあげる中、井ノ原さんが「ルールを守る大人の姿を見せましょう」と訴えて称賛の拍手も巻き起こっていただけに、「NGリスト疑惑」がより波紋を呼ぶ結果に。

司会の谷原章介さんは、「見たからこそ『絶対当てないとダメですよ』という発言があった、ということは何らかの書類があったということは間違いないですよね」と指摘しています。



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■論点がズレていく「いびつな構造」

運営を委託されていたコンサルティング会社は5日、「限られた会場使用時間の中で会見の円滑な運営準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したもの」とコメントし、リストの存在を認めています。

大空さんは、「記者会見の問題とか井ノ原さんが何を言ったとかそういうことにフォーカスが当たりすぎている」と懸念。

続けて「この問題は『記者会見を良くしていきましょう』とかいう問題ではなく、子供たちに性被害があって、それに対する補償をやっていかなくてはいけないんだ、心のケアをやっていかなければいけないんだということ…」と再確認しつつ、論点がズレていく「いびつな構造」に言及しています。



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■大企業のコメントとして「文章が稚拙」

ジャニーズ事務所側は5日未明、公式サイトに文書を掲載し「会見を委託したコンサルティング会社がしたことであっても、それは弊社が雇った責任があると言われれば、その通りであり、大変悩みました…」といった文言も。

大空さんは、「コメントとして一企業が、大規模な企業が出すようなコメントではないような気がするんですよ。文章が稚拙ですよね…」と指摘。

ジャーナリストの岩田明子さんも同意を示し、首相官邸の例にあげ「質問できなかった人から後から質問を取り寄せて書面でお答えしますということもやっているんですよね」と提言しています。

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(文/fumumu編集部・星子

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