橋下徹、旧統一教会にジャニーズ問題を絡めて持論 「感情に流されることなく…」
政府が旧統一教会に対し「要件を満たした場合に宗教法人審議会を開き東京地裁に解散命令を請求する」方向と報じられ話題に。
4日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、政府が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡って解散命令請求の可否を検討していると報道。
弁護士の橋下徹さんはジャニーズ事務所の性加害問題を例に出し、「感情に流されがちな」世論に警鐘を鳴らしていました。
■東京地裁に解散命令を請求する方向
文部科学省は去年11月以降、旧統一教会に7回にわたり質問権を行使し、組織運営や献金、教会の管理など600以上の項目について報告を求めました。
政府関係者によると、これまでの資料や被害者からの聞き取りを踏まえ解散命令の要件を満たした場合、早ければ来月にも宗教法人審議会を開き東京地裁に解散命令を請求する方向で検討しているということです。
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■「感情に流されてはいけない」と警鐘
旧統一教会に関して意見を求められた橋下さんは、大前提として「罰を与える時にはルールに基づいて原理原則に基づいて罰を与えるのが法治国家の大原則だと思うんです」「悪い行為をした本人にを罰する、悪い行為を罰するのは当然のことだと思うので、旧統一教会のそういう行為については厳罰をくだすべきだと思うのですが…」とコメント。
一方で「連帯責任で、団体そのものを解散させるっていうのは、超例外的なことだと思います。これは感情に流されてはいけないことだと思うんです」と、感情論に寄り過ぎないよう警告しています。
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■ジャニーズ事務所の性加害問題と比較
続けて橋下さんは、「例えば、ジャニーズ事務所の性加害の問題もありますけれど、活躍しているタレントさんはきちんと活躍の場を与えてあげましょうよ、と、みんなそういうふうになっていると思うんです」とジャニーズの性加害問題にも言及。
上記を踏まえ、「旧統一教会にも真面目に信心をしている人もいるわけですから、僕は感情に流されることなく、原理原則、法に基づいて、連帯責任、団体を解散させるというのは、超例外的に、慎重にやるべきだと思います」と持論を展開していました。
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■「解散だ」という空気の方が強い?
番組によると政府内にも慎重論があるとのことですが、「どうも世間の今の空気の感じでいうと『解散だ』という空気の方が強くなっているのかな、と心配しています」と懸念も。
橋下さんは、1日放送の『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)の中でも「組織性、悪質性、継続性」の観点から、ジャニーズ性加害問題と旧統一教会問題を比較してSNSなどで話題になっています。
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(文/fumumu編集部・星子)