大空幸星、ビッグモーター騒動の問題点を指摘 「こういう企業がまた生まれて…」
保険金の架空請求、店舗前の街路樹を除草剤で枯らすなどの疑惑が噴出しているビッグモーター。新たなセクハラ・パワハラ問題が。
10日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、中古車販売大手ビッグモーターによる自動車保険金の不正請求問題を深掘り。
パワハラやセクハラが横行していたという告発も紹介され、社会起業家の大空幸星さんも苦言を呈しました。
■査定サイトから個人情報を入手
保険金の架空請求、店舗前の街路樹を除草剤で枯らす、ゴルフボールやドライバーでクルマやタイヤを傷つけるなど、次々と明らかになるビッグモーターの不正疑惑。
新たな問題として、査定サイトから個人情報を入手して客に接触し、その一方で客になりすまして査定サイトから退会させる「他者切り」をしていたという報道も。
こうすることで、他の業者が客に接触できなくなり、他者と競争することなく車を買い取ることができるそうです。
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■『カーセンサー』がビッグモーター掲載を停止
9日、中古車検索サイト『カーセンサー』はビッグモーターが扱う車両情報の掲載を停止。リクルートは理由として「総合的に判断を行なった」と話しているそうです。
新たな疑惑としては、上司のセクハラを告発した女性社員に対し「歩きかたが悪いから直せ」と言いがかりをつけ自首退職に追い込む、ノルマを達成しない社員に対し輪ゴムと養生テープで顔に受話器を固定して電話をさせ続けるなどのいやがらせ行為も報道されています。
令和の時代とは思えないほどの人権侵害の数々に、番組のコメンテーター陣も唖然とした表情を浮かべていました。
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■大空幸星「まったく変わらないと思います」
スタジオの大空さんは、同社の今後について「まったく変わらないと思いますよ。なぜかというと、結局、不正とかパワハラ、人権弾圧の極みですよね。ブラック企業の最たる例ですよ。けれど重い事実としてこの企業、急成長してきたわけですよね」と指摘。
多様性や働きかた改革が叫ばれる中で、「完全に逆行している会社がどんどん成長してきてしまった、その例がある。社会にとっては不都合な真実なんだと思うんですね」「我々がそこから何を学ぶかというと、同じ成長でもこうしたことは価値がないんだ、とみなさなきゃいけなんですよ」とのべ、不正行為を通じた成果を厳しく非難しています。
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■成功至上主義のリスクに言及
順調に業績を伸ばして急成長をとげてきた同社なだけに、大空さんは「成長をするだけだったら、今の社会の価値観とかルールに逆行していてもいいということを、証明してしまったわけですから…」と、事実を再確認。
続けて「じゃあ、その成長に価値はない、ともう少し声を大にして言っていかないとですね、こういう企業はまた生まれてしまうし、『ビッグモーターみたいにやればいいじゃないか』など成功至上主義みたいになるのかなと思いますね」と問題提起しています。
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(文/fumumu編集部・星子)