今年の夏は各地でお祭りが復活しているほか、友達や家族、恋人との旅行やレジャーの予定がある人もいるでしょう。
そうしたイベントや外出先で撮影した写真をSNSに投稿する際、自分以外の人が写っている場合には、配慮が必要となる場合もあります。
■SNSの使いかたを巡る個人差問題
SNSに写真を投稿する際の常識的なことではありますが、とくに自分の顔が写っている写真をインターネット上で公開したくないと考えている人は、少なくありません。
昨今では防犯上の問題もあり、人物写真だけでなく、自宅が特定できるようなものが映り込んでいないかなど、気を遣っている人も。
しかし、SNSの使いかたを巡るプライバシーや防犯への意識は人によって個人差も大きく、嫌な思いをした経験がある人もいるよう…。
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■約2割、勝手に投稿され嫌な思い
fumumu編集部が、全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「SNSでのトラブル」に関する意識調査を行なったところ、全体で18.2%の人が「SNSに自分の写真を勝手に掲載され、嫌な思いをした経験がある」と回答。
男女別に見ると、男性14.1%に対して女性は22.0%と、女性のほうが高い割合に。
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■「身内しか見てないから!」にモヤモヤ
編集部が話を聞いた30代女性は、「私の周りは、リアルでの知り合いや、同じ趣味の人同士で繋がるツールとしてSNSを使っている人が多いのですが、『鍵アカウントだし、身内しか見ていないから!』と、一度だけ知り合いに自分が写っている写真を勝手に公開されてしまったことが…」とコメント。
「そういう問題じゃないんだよなぁ…。と思いつつ、目上の人だったので強くは言えずモヤモヤしました」と振り返っていました。
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■Facebookを始めた親が…
続いて話を聞いた20代大学生の男性は、「母がFacebookを始めたばかりの頃、まだネットやSNS自体に不慣れだったこともあり、親戚の子供の写真を無断で公開してしまったことが…」と振り返ります。
「もちろん母に全く悪気はなかったのですが、一歩間違えれば身内でトラブルになり得る事件だったのでヒヤリとしました。これをきっかけに母も写真投稿には慎重になりました」と話していました。
たとえ気心知れた親族や友人であっても、必ずひと言確認をするなど気をつけたいですね。
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(文/fumumu編集部・衣笠 あい)