土用の丑の日に鰻を食べる人の割合は… 「自分へのご褒美」にしている人も
暑い時期に栄養価の高い鰻を食べるという習慣は、古くから続いているようです。
2023年夏の「土用丑の日」は7月30日。魚売り場や惣菜コーナーに並ぶ鰻を見て、季節を感じている人も多いのではないでしょうか。
■土用丑の日に鰻を食べる人は…
fumumu編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で26.0%の人が「土用丑の日には鰻を食べることにしている」と回答しています。
なお男女別に見ると、男性は25.4%、女性は26.6%という結果に。
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■子供の頃からの習慣で
編集部が話しを聞いた30代の女性は、「子供の頃からほぼ必ず、土用丑の日に鰻を食べていたので、実家を出てからも続けています」と、昔からの習慣を続けているとのこと。
自分へのご褒美に食べているという20代の男性は、「ちょうどボーナスの時期でもあり、暑さで疲れが出ている時期でもあるので、自分へのご褒美という意味も込めて食べるようにしています」と話してくれました。
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■古くは万葉集にも登場
土用丑の日に鰻を食べる習慣は諸説ありますが、江戸時代に平賀源内が発案したという説が知られています。
「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という風習を利用し、夏に鰻が売れないと悩む鰻屋の店先に「本日丑の日」と掲示したところ大繁盛。それが習慣として定着していったそう。
この他にもいくつかの説があり、いずれにせよ、暑い時期を乗り切るために、栄養価の高い鰻を食べる習慣は万葉集にも出てくるそうで、古くから滋養強壮のために食べられていたようです。
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■栄養価の高い鰻
ちなみに鰻には、ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンEやDHA・EPA、鉄・亜鉛・カルシウム・銅などのミネラルが豊富に含まれています。鰻の販売を行なっている川口水産のHPによると、鰻はとくにビタミンA・B群が豊富なのだそう。
ビタミンAは、骨や歯の発育を促進し風邪予防にもつながるほか、目の健康にも欠かせない栄養素だといいます。またビタミンB1には、脳神経系の正常な働きを助け、足のむくみを予防する働きがあるそう。
栄養価が高い鰻をこの季節に食べて、元気に夏の暑さを乗り切りたいですね。
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(文/fumumu編集部・蒼羽 結)