できることならば、人とは楽しい気持ちで話したいものです。しかしときには落ち込んでいる人と、席を一緒にすることもあるでしょう。
そんな気持ちに影響されて、こちらの気分も沈んでしまった経験がある人も多いようです。
■約7割、落ち込んでいる人と一緒にいて…
fumumu編集部では全国10〜60代の男女926名を対象に、落ち込んでいる人と一緒にいてこちらの気分も沈んだ経験はあるか、調査を実施しました。
その結果、「気分が沈んだ経験はある」と答えた人は、全体で71.3%。
fumumu取材班は女性たちに、落ち込んでいる人と一緒にいたときに取った対応について話を聞きました。
関連記事:ぼっちのクリスマスが嫌なので… 女性が友達と一緒にいたいと思う瞬間
①理由をつけて席を立った
「お昼の休憩に従業員食堂に行くと、他の部署のたまに話すくらいの関係の人がいました。私はなにも考えずに、その人の横に座ったんです。しかしその人は、いつもよりも元気がありません。
少し話をしていると仕事でミスをして、上の人から叱られたと言っていました。ずっとため息をついていたので、こちらまでだんだんと暗い気持ちになってしまって…。
このまま一緒にいるのはつらいと思ったので、私はごはんを食べると『仕事があるので』と言って席を離れました」(20代・女性)
関連記事:いい加減やめて… 約8割の人が友達に”延々と聞かされうんざり”している話
②少しずつ話を変えていった
「学生時代の友達と、仕事帰りに会うことになりました。久しぶりの再会を楽しみにしていたのですが、友達はちょうどその日に上司から注意をされたみたいで…。
友達はかなり落ち込んだ様子で、ずっと愚痴を言っているんです。気持ちはわかりますが、さすがにもっと楽しい話をしたいと思いました。そこで私は、だんだんと話題を変えていったんです。
楽しい話になると友達も笑っていたので、これでよかったのだと思っています」(20代・女性)
関連記事:友達と同じ人を好きになり… 空気を読んで仕方なく諦めたこと
③とことん話を聞くことに
「友達からいきなり呼び出されて、一緒に飲むことになりました。友達は彼氏と喧嘩してしばらく連絡を取っていないそうで、そのことでものすごく落ち込んでいたため私を呼んだようです。
最初はうまく利用されているようで嫌な気持ちにもなりましたが、落ち込んでいる様子を見ているとかわいそうにも思えてきました。そこで私は、とことん聞き役になることを決めたんです。
暗い話ばかりで少し疲れましたが、友達が『気持ちが楽になった』と言ってくれたのでうれしく思いました」(20代・女性)
落ち込んだ人の気持ちに寄り添いたい気持ちはあっても、自分のメンタルまでやられてしまうのはつらいものがありますからね。
・合わせて読みたい→いい加減やめて… 約8割の人が友達に”延々と聞かされうんざり”している話
(文/fumumu編集部・ニャック)