自分で自分を肯定するために必要な「自己肯定感」。あるかないかで比べたら、あるほうがいいだろう…というイメージがありますが、具体的になぜ自己肯定感が大切だと言われているのでしょうか?
fumumu取材班が、自分を肯定することのメリットを聞いてきました。
①挑戦する勇気が出る
「自分で自己肯定感が高いと思ったことはないんですけど、周りからそう言われることは多いです。たしかに、なにか失敗しても『自分はダメだ』と自己嫌悪になることは少ないかも。
自分に自信があるわけではないんです。新しいことを始めるときも、絶対に成功すると思っているわけではなく。失敗しても、自分の価値は変わらないと思っているだけなんですよね。
失敗したら問題点を考えて改善すればいいし、挑戦した経験は無駄にはならないし。挑戦する勇気を持てるのは、自己肯定感の高さからきているのかもしれないです」(20代・女性)
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②トラブルに強くなる
「学生時代は自己肯定感が低かった気がします。社会人になってからのほうが、自分は自分でいいと自然と思えるようになりましたね。広い世界を知って、気持ちが解放されたのかな。
過去と現在の違いで実感しているのは、トラブルに強くなったこと! 突発的な出来事と直面したときに、昔は咄嗟に『うまく対処しないと怒られる』『周りに幻滅される』と他人のことばかり考えていたんです。そのせいでさらに焦って、パニックになってしまうことも。
今は目の前のトラブルに集中できるので、スムーズに対処できることが増えました。他人の評価を気にしていると、自己肯定感がさらに削られるのかもしれないです」(30代・女性)
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③人間関係の悩みが減る
「やっぱり、人間関係の悩みの多さは、自己肯定感の有無が影響しているんじゃないでしょうか。自己肯定感が低い人って、他人の顔色を伺うところがありますよね。
私もそうなんですけど、『人に認められないとここにいられない』と自分を追い込んでしまうというか。特定の相手に嫌われても、別に世界中の人に嫌われたわけではないのにね。
自己肯定感がある人は、たとえ人に嫌われても、自分で自分の存在を許せるんだと思います。社会の中で生きていくには、その『自分は存在していい』のマインドが本当に大切なんだと思いますよ」(40代・女性)
充実した人生に「自己肯定感」が必須とは言い切れませんが、自分自身を守りたいときに、自己肯定感が役立つシーンは多そうです。
簡単に高められるものではないですが、「自己評価」ではなく「他者評価」になっていないかを考えるだけでも、自分の中に変化が生まれそうです。
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(文/fumumu編集部・nana)