メールの“お世話になっております”に疑問… 「マツコの私見」にスタジオ驚き
やたらと“マナー”や“失礼”を気にしすぎる昨今の風潮に、マツコさんがコメント。
29日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)に、タレントのマツコ・デラックスさんが出演。
“失礼”を過剰に気にしすぎる昨今の風潮に対するコメントが、反響を呼んでいます。
■ここ20年で「失礼の基準」が変わった?
同日の放送では、コラムニスト・石原壮一郎さんの著書『失礼な一言』を紹介する記事を取り上げ、ここ最近“失礼の基準が変わってきた”問題についてトーク。
フリーアナウンサーの大島由香里さんは、「『了解しました』は失礼だから目上に使うなとか。やたら『マナー違反だ』と言う警察みたいな人が増えた」とコメント。
他にも、「メールとかも、『お世話になっております』とか、初めましての人に送ったりする。よく分からないまま使っているけど、そのルールとかも若干変わってきてるかなって…」と話します。
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■マツコ、全員に「お世話になっております」でいい
大島さんのコメントに、「でも世の中は、見てない人を見ていない人が支え合って生きているわけじゃない。全員に『お世話になっております』でいいのよ」とマツコさん。これには、スタジオからも驚く声が上がります。
マツコさんは続けて、最近はあらゆる事柄に対して考え過ぎだと切り出し、「だって、考え過ぎた極地が、このつまらないテレビじゃない」と指摘。
気にしすぎて方向転換した結果、番組がつまらなくなったと感じているマツコさんに、共演者からは「こういうものに追いやられていったってことだもんね、番組自体も」との声が。
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■下ネタにも寛容だった時代を懐古
これにマツコさんは、「追いやられたって言うけど、追いやられたのは自業自得なところもあるよ」とも指摘。
「(一昔前は)今じゃ言えないようなことも言ってたじゃん」と、いわるゆる“下ネタ”も平然と生放送で話していた時代があったと振り返り、「あれをどうにか守ろうって、(何か方法が)あった気がするんだよね」と私見を述べました。
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■何にでも“柔軟”も考えもの
その後番組では、この問題に関する視聴者からのメッセージを紹介。
投稿者は、若者が「先輩に対して『了解』を『りょ』と送る」ことは失礼だと感じていたものの、そこの社長は「内容を理解しているなら、どんな返信でも構わない」と寛容な対応をしているそう。
投稿者は、「社長の柔軟性に驚きました」と感銘を受けたそうで、スタジオからも「社内なら良いですけどね」「社内で言葉気にして、それに時間割いているのは勿体ないよね」との声が。
しかしマツコさんは、「でもそれ、柔軟性なのかな? そう言わざるを得なくて言っているところもあると思うよ」と、何でも寛容であることを良しとする風潮にも、疑問を投げかけました。
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(文/fumumu編集部・衣笠 あい)