ショック…アプリで会ったハイスペック男性とのデート時間は45分 さらに、まかれる
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
某一流大学出身、年収1000万〜2000万、身長180センチ超えのハイスペック男性とデートできるも、盛り上がらず。食事後の買い物について行こうとしたら断られる始末。
また審査制ハイスペックアプリの結果は、不合格。結局あのカジュアルアプリを開いてしまうのでした…。
■婚活始めた途端、モテない
モテないぞ…。マッチングアプリでカジュアル遊びやっていたときは、引く手あまただったのに、ちゃんと「婚活」しようとした途端、モテない。会っても次のお誘いLINEはなし。作った婚活マニュアル本「すぐ結婚」は圧がありすぎるのか…。それでも、立ち止まっている暇はありません。
ここで、開かなくなったカジュアルマッチングアプリが気になりました。あんなにやり込んでいたカジュアルマッチングアプリを放っておくなんて。埃かぶった昔のファミコンソフトを引っ張り出すような、そんな懐かしい気持ちで、久しぶりにカジュアルマッチングアプリを開いてしまいました。
「なんか、レベル上がってない?」在籍している人たちが、全員眩しく見えました。カジュアル男のレベル上がってる…! 春だから? いや、結婚相談所を見てたから? たまには、いいよね。高速でスワイプしていると、アーティストのCDジャケットのようなプロフィール写真の人とマッチング。こういう写真、いったいどうやって撮ってるんだろう。薄暗いうえに人物が遠くて顔がよく見えない。すぐメッセージがきました。さすがに早い。
関連記事:15歳年下の男性と初デートで「カジュアルな関係」を試みた結果…
■蘇る感覚
「こんばんはー」「こんばんは、はじめまして」蘇るこのライトな感覚。すると「このアプリ辞めるので会いませんか?」と、彼からもう会おうとお誘い。この「僕、アプリ辞めるので」は、よくマッチングしてすぐ送ってくるメッセージあるあるであり、実際には辞めず、アプリ開けばまだ居て、結局辞める辞める詐欺で終わることが多いです。
「なぜ辞めるんですか?」あえて聞く私。「あまりいいアプリじゃないかなって、民度低そうだなと」。なるほど。彼のプロフィールを見てみると、日本一の大学出身で職場は六本木。これはハイスペックということだろうか。ほんとかな? 民度低い…軽く毒を吐いていた彼ですが、たしかにカジュアルだらけではあるし飯活も多いみたいなので、そう受け取る人もいるよなぁ。それに、こう言うってことは真剣な交際がしたいのかも。よし、会ってみよう。何が起こるかわからない。
駅の改札前で待ち合わせ。相変わらずのスピーディーさ。マッチングしてから会うまでの時間が短い。これがこのアプリの好きなところです。ん? 今、サッと私の前を人影がよぎったような? あの人か? なんか、私の前をウロウロしてるけれど…。
「えっと、アプリの…」私から話しかけました。すると、会釈のみ。ちゃんと挨拶しておくれよ。会釈だけされたのは初めてでした。しかし、こんなことでイラっとしていてはいけません。ただでさえ最近ヒステリーおばさんなんだから…。
「お店こっちです」と彼。そうだ! 彼は、お店を予約していてくれてるんだ!! 大好きな「レストラン予約」ありがとうございます!
また、彼のルックスですが、人物が遠すぎるアーティストのCDジャケット風の薄暗いプロフィール写真からして、大人しいオシャレさんをイメージしていましたが…めちゃくちゃ細く少し日に焼けていて背が180センチ近くあって服装はオシャレで、これは、当たり? モデル体型じゃないか。顔はマスクをしているからまだわからない。彼の予約したレストランへと向かいました。
関連記事:アプ活で会った“カジュアル男”から聞いた、“カジュアル女”の実態に衝撃
■港区系織田裕二男子
席に座ると「ここは日本酒が美味しいらしい」と、リサーチもしてくれていたよう。良い人! 注文を終え、マスクを外した彼はというと…織田裕二さんに少し似てました。織田裕二さんを港区系男子にした感じ。私の脳内でLove Somebodyがかかりだしました。
しかしなんだか彼、ニヤニヤしてる…。彼は終始ニヤニヤしていました。「ニヤけた織田裕二」。照れてるという感じではなく、とにかくニヤニヤしていました。
会話がスタートしたのですが…彼の声が、小さすぎて聞こえない。店内が少し騒がしかったのもありますが、にしても小さすぎる。質問してもよく聞き取れない。とりあえず、出身大学や六本木で仕事していることは事実というのは聞き取れました。そして、職業はコンサルとのこと。マッチングアプリあるあるだと思ったのですが、職業コンサル声量小さめ、です。
「俺、声小さいんです」。自分で言ってきた。どうやら自覚はあるらしい。質問しても聞き取りづらく2ターンほどで会話が終わるのでちょっとしんどくなってきました。しかも、ニヤニヤしているだけで笑わない。
私「マッチングアプリどうですか?」
彼「いやー、疲れますよね、ダルいし」
私「ほんとに辞めたんですか?」
彼「辞めましたよ」
そこからまた聞こえない。あーもどかしい。しかも、疲れる、ダルい、というワードをよく使う彼。「覇気を全て失った織田裕二」。
- 1
- 2