立川志らく、4月から本格運用の“110番映像通報システム”に感銘 「ものすごくいい」
通報者が映像や画像を送信することができる「110番映像通報」が4月から全国で正式に導入へ。実際の映像を見た志らくさんは絶賛。
28日、お昼の情報番組『ひるおび』(TBS系)では、110番、119番の映像通報システムについて報道。
実際に人命を救ったケースを紹介し、コメンテーターを務める落語家・立川志らくさんも驚く一幕がありました。
■110番通報者がスマホで画像・映像を送信
この日の放送では、事件や事故などが起きた際、110番通報者がスマートフォンで撮影した映像や画像を送る「110番映像通報」について紹介。
4月から全国で正式に導入予定の同システムは、通報者が110番通報するところまでは従来通り。その後、画像・映像が必要と判断された場合に警察からURLが送られ、スマホなどで映像・画像を送信することができます。
昨年10月から試験運用されているこのシステムに、司会の恵俊彰さんも「初動が大事だっていうじゃないですか、そういった意味では大変いい情報になるんでしょうね」と話し、通報者の身の安全が第一だと補足もしていました。
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■119番映像通報システムで救命成功
同システムを試験運用している際にも、周りにいる人々に「野次馬が撮影している」と勘違いされて揉めてしまった例もあるもよう。
そういった意味では「周知を進める」ことも大切と思われ、番組では消防の現場で一足先に導入された119番映像通報システム(Live119)にも言及。実際に映像で心臓マッサージをサポートして、命が救われた現場の様子を伝えています。
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■リアルタイム映像で救命方法を指示
去年9月、心肺停止になった男性を通報者が救助した際には、リアルタイム映像を送ってもらった職員がモニターを見ながらサポート。
実際の映像では職員が「そのまま心臓マッサージ続けましょう、1,2,3」など、具体的な指示を出しており、倒れた男性は一命を取止め社会復帰できるまで回復したそうです。
臨場感溢れる映像を見た志らくさんは、「自分が助ける側に回るか、助けてもらうかまったく分からないけど、これがあれば本当にね、ものすごくいいですよね世の中のために」「急に心臓マッサージっていったってみんな分からないものね」と絶賛の声を漏らしています。
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■東京消防庁はより周知されることに期待
新システムが実際に役立っている現場の様子に、恵さんも「こうやって指示いただければやれるかもしれないですよね」とコメント。
同システムはリアルタイムサポートのみならず、職員から応急手当の動画を送ってもらい「それを見れもらいながらやる」という方法も可能とのことです。
東京消防庁は「こうしたことを広く知ってもらって人命救助につなげていきたい」とのべており、よりいっそうシステムが周知されることに期待を寄せていました。
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(文/fumumu編集部・星子)