ストーカー・危ないクスリ・隠し撮り… パパ活女子の「本当にあった怖い話」
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えします。
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えする連載コラム。
今回は、パパ活女子が遭遇した、実際にあった怖い話を4つ、お伝えします。
■別れ話でストーカー化
「半年間で1000万円以上貢いでくれたパパ。あくまでも”パパ”だったことは承諾してたのに、いつの間にか彼氏ヅラするようになって、束縛が厳しくなってきたから面倒臭くて…。
『別れたい』って言ったら、ストーカー化。しまいには会社に『1000万円返せ』って書かれた私宛のメールまで送ってくるようになりました」(Yさん・27歳)
脅迫されるようなLINEやオニ電はもちろん、待ち伏せまでされたと話すYさん。「警察に通報したら逃げて行ったけど、その後、買ったものとかデート代を返せと言われて。無視してたら会社にメール送られたんです」。
結局、会社には居づらくなり退職。買ってもらった服やバッグ、ジュエリー、デパコスなどは全て返し、デート代として請求された食事代80万円は半分だけ返すことで折り合いをつけてもらいました。
「食事代、自分も食べてるのに2人分の金額請求してきたんですよ? 医者のくせにケチくさいですよね。まぁ、1回10万円のお手当だけは返せと言われなかったので良かったです」と話すYさんは、別れて1年経った今も求職中です。
関連記事:小籔千豊、“パパ活トラブル”に忠告 「根性悪いやつ山ほどいてますんで」
■危ないお薬
「マッチングアプリで知り合ったパパと、新宿で待ち合わせて、そのままラブホテルへ行くことに。
部屋に入ったら、何やら洗面台のところでカバンから何かを取り出してゴソゴソ…。何してるんだろう? と思って見たら、ガラス製のパイプを取り出していて。
このままじゃ、危ない薬を使われる! と思って、慌てて部屋から飛び出しました」(Kさん・34歳)
「私、今までクスリとかやったことないのでよくわかんないんですけど、ガラス製のパイプなんて、絶対危ないですよね? それ見た瞬間、私、荷物まとめて『ごめんなさい! やっぱり帰ります!』って逃げたんです。
部屋に入ったらフロントに電話しないと出られないラブホテルってあるじゃないですか? そういうホテルじゃなくて、本当に良かったです」
後から連絡が来て脅されるんじゃないか、と心配していたそうですが、幸いなことにそれ以来、連絡は一切なかったそう。「でも、もうパパ活はこりごり」とキッパリ足を洗ったKさん。今は同年代の彼氏ができて幸せそうです。
■隠し撮り動画で脅される
「パパ活アプリで知り合った自称経営者の男性と待ち合わせて飲みに行ったら『君はものすごく美人だから7万円でどう?』って言われて。高額に釣られてホテルに行ったら、隠し撮りされてたみたい。
後日、LINEに動画の一部が送られてきて『動画サイトにアップされたくなかったら30万円払え』と脅されました。なんとかお金を工面して払いましたが、今でも、どこかにばら撒かれるんじゃないかと不安です」(Fさん・24歳)
「動画サイトで、クスリでも盛られたのか、意識朦朧の状態で一方的にされてるのを見たことがあるんですけど、そういうリスクもあるって考えたら、もう、気軽にパパ活なんてできないです」と話すFさん。
手持ちのお金がなかったので、30万円は、両親に「車の免許を取りたいから」と嘘をついて借りたそうです。「高い勉強代だと思って払いましたけど、嘘ついて親にお金を借りたので、そこも罪悪感です…」。
関連記事:コロナで増加したパパ活女子… その理由は失業だけではなかった
■宗教の勧誘
「会社を複数経営してるというパパとサイトで知り合い、初回お茶飲み1万円で会うことに。高級ホテルのロビーで待ち合わせたのに、なぜか近くのチェーン系カフェに移動。
今後の付き合い方を話しているうちに、なぜか『性根が腐ってる!』『そのまままじゃ君の人生うまくいかない』と罵倒されはじめ、『僕たちの集まりに参加した方がいい』と、宗教に入るように説得されました」(Rさん・21歳)
大学生のRさんは、他にもパパ活サイトで出会った男性に、絵画やジュエリー、保険の勧誘をされたことがあると言います。
「私、押しに弱そうに見えるんですかね? 出会い系で会う人のほとんどが勧誘して来るんですよ。絵とか宝石は、どちらかというと『素敵なあなただから』って感じで持ち上げてくれるんですけど、保険は将来への不安を煽られますね」。
罵倒されたのは、宗教の勧誘が初めてだと言いますが、最初は「なんで初対面の男にここまで言われないといけないんだ!」と怒りが湧いても、バカにされているうちに、だんだん「初対面のよく知らない人にここまでバカにされてる私って、本当にダメな人間なのかも…」と憂鬱な気持ちになり、落ち込んでしまったそうです。
「こんな目に遭うくらいなら、時給1000円でコツコツバイトする方が健全だなって思うようになりました」と話すRさん。
パパ活で起こりうる危険な可能性を見てみると、やはり安易に足を踏み入れてはいけない世界なのかもしれませんね…。
・合わせて読みたい→増加するパパ活事件… 危ない「パパ活女子」の実態
(文/fumumu編集部・coco)