27歳グラビアアイドル、「パパ活」のために交際クラブに登録したワケ
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えします。
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えする連載コラム。
今回は、都内でグラビアアイドルとして活動してるMちゃんに話を聞きました。
■売れないグラドルのお財布事情
週3の筋トレで程よくシェイプされた肉体に、Hカップのたわわなバストを持つMちゃんは、スッキリした顔立ちが大人っぽい印象の27歳。19歳の時に芸能事務所からスカウトされ、水着姿のDVDを1枚リリースしました。
「結構きわどい水着だったのに、その仕事ノーギャラだったんです。仕事も全然入ってこないから1年くらいで辞めて、別の事務所に入りました。でも、次の事務所でも仕事全然入んなくて、結局、フリーになることにしたんです」。
フリーになって、グラドル単体で行う「個人撮影会」を試みましたが、知名度がないため集客できず…。お客さんを呼ぶには、ヌードまがいの撮影にしないと予約枠を埋められないという状況に。
「仕方ないので、極小ビキニや手ぶらでの撮影OKにしたけど、それでも思ったようにお客さん来てくれなくて、4回で撮影会はやめちゃいました。ギャラはトータルで1万5000円くらいでしたね」。
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■「タクシー代」という名のギャラ
元々、フリーになる前から事務所に内緒でガールズバーで仕事をしていたMちゃん。フリーになってからは、錦糸町や高円寺のキャバクラでアルバイトをしていましたが、コロナで出勤調整が入るようになって、そのままフェードアウト。
「お店のお客さんと直接会おうかなとか、配信アプリでオンラインキャバクラとかも考えているなかで、昔からのグラドル仲間がギャラ飲みに誘ってくれるようになったんです」。
ギャラ飲みは月に3、4回あり、1回3、4時間から場合によっては朝まで。お金持ちの男性と個室付きのレストランでご飯を食べ、バーか男性の所有するマンションに移動する流れが多いそう。
「相手のマンションに行って朝までいると、だいたいHな流れになるから、そうなると帰り際に10万とか15万くらいもらえます。バーまで行って解散だと、だいたい3万とか5万が多いかな。帰り際に“タクシー代”と言って渡されます」。
そうして、ギャラ飲みで月2、30万円を稼ぐようになったMちゃんは、友達の紹介で交際クラブに入会します。
「ギャラ飲みでパパを探してる女の子も多いし、実際、愛人にならないかって口説く男性も多いけど、ギャラ飲みで知り合う人は1回だけで終わることが多くて。交際クラブなら長期で愛人探してる男性もいるって言うから」。
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■交際クラブに登録
Mちゃんが面接に行った交際クラブは、他の交際クラブと同じように、女性は登録無料で写真代もタダでした。
「芸能事務所って、宣材っていうプロフィール写真を半年に1回とか撮り直すんですけど、事務所によって2万とか4万とか自腹なんですよ。それに比べたら良心的ですよね」。
入会して最初の1ヶ月で、5人の男性からオファーが入ったMちゃん。全員とデートしたところ、思いがけずショックな言葉を浴びせられます。
「体の関係アリで3万、高くても5万円って言うんですよ。ギャラ飲みだけでそのくらいもらえるのに、ありえないと思って。でも、モデルや女優の子も、みんな5でやってるよって言われて…」。
家賃の支払いが迫っていたこともあり、とにかく現金が欲しかったMちゃんは、5万円を提示してくれた3人と体の関係を持ちました。そのなかの1人が、定期のパパになってくれたと言います。
「月4回会って20万円。本当はもっと欲しいけど、仕方ないですよね。ギャラ飲みは不定期だから、パパ活で毎月固定でもらえるのは心理的にも安心感が違います」。
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■“グラドル”の呪縛
「“グラドル”という肩書きがあるだけで、ギャラ飲みに呼んでもらえるし、パパ活での食いつきはいい」と話すMちゃん。
デビューして8年が経ちますが、最初にDVDを出して、コロナ前に撮影会でモデルをしていた以外はグラドルと言えるような活動をしていないのが現状です。
「私に“グラドル”って肩書きがなかったら、きっと5万すらもらえないんだろうなって思うと、凹みますよ。でも私、DVD出してるんだし、れっきとしたグラドルですよね?」 そう言うと彼女は、スマホに収められた、8年前に発売されたDVDのパッケージ写真を見せてくれました。
今や、“グラドル”である自分が存在する唯一の場所となってしまった、ギャラ飲み&パパ活。
「ギャラ飲みでお金持ちの男性と知り合って、結婚するのが夢」と話す彼女が、パパ活を卒業できる日は来るのでしょうか…。
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(文/fumumu編集部・coco)