マッチングアプリのプロフ写真詐欺でテンション下がるも… 彼のひとことで恋に落ちる
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力！ 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。
恐れていたことが…恋をしてしまいました。”カジュアルな関係”の男性6割妻夫木聡くんに。でも、やっぱりカラダの関係から入ると、真剣交際は難しい？ しかも、マッチングアプリの出会いなんて、なおさら？
それならば同時進行しようとオーソドックスアプリでマッチングした千葉県の男性と電話することになりました。
電話の向こうの彼は紳士的。年上の私を気遣う発言に感動し、会う約束をしました…が…
■期待大の千葉男
彼と電話した時に言われた言葉「人は年齢じゃない。むしろ人生経験がある人のほうが素敵」。結構、心に残っていました。何でこんなに嬉しいんだろう。
婚活を続けていると、いつの間にか「もうアラフォーは需要がない」などの一般論に負けそうになるんだなと気づきました。そんなこと気にしないで昔は芸人まっしぐらだったのに、結局、年齢を気にする女性になっている。
だって現実、結婚相談所では、まるで介護保険のパンフレットのようなお年を召した方々からのお見合い申請ばかり。全く気にしないなんてことは、無理。それが悔しくもあり、そのおかげで見返してやる！ という気持ちも湧いてきたり、複雑でした。
それでも、やっぱりマッチングアプリでたまに訪れる「この人が運命の人かも」という期待とドキドキ。電話の向こうの彼に会うのが楽しみでした。
彼の家が近い、千葉方面で会うことになりました。もう一度、彼のプロフィール写真をチェック。ふむ…。イケメン！ というほどではないですが、清潔感もあってシュッとしてるし、まぁまぁいいでしょう。と上から目線でワクワクする私。
マッチングアプリをやりすぎて目が肥えさらに面食いに拍車がかかっていました。プロフィール文を読まずに顔だけで右スワイプしているときもありました。まぁ、マッチングアプリって10割写真が命なので、仕方ないですけれども…。
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■また、やられた
待ち合わせ場所に到着し、ドキドキしていました。電話で超好印象の彼。きっと素敵な人に違いない、というか…もう、好きかも…。だって、あの発言。私を認めてくれたみたいで、嬉しい♡
つい先日まで6割妻夫木聡くんが好きなんじゃなかったの？ 自分でもわけがわかりませんが、とにかく期待していました。
彼から「まもなく着きます、すみません、在宅ワーク中に抜けてきたかんじですけど」と連絡がきました。きゃ！ 在宅ワーク中に来てくれるなんて、なんかかっこいい！ 働く男、素敵♡ 私は鏡を見て、メイクをチェック、かわいいと思われないと！ 必死です。
すると、また彼から連絡が「みどりの窓口前に着きました、黒いパーカー着てます」。ついに、きた！ えーっと、みどりの窓口にいる人って…え？
見つけた彼は、写真とだいぶ違ったのです。また、やられた。実物が悪いとかそういうことではなくて、とにかく写真と違う！ 舞い上がっていたから、加工に気づけなかったのか？ えぇ〜…ほんとにあの人？ なんだか写真から溢れる清潔感はなく、髪はちょっとボサボサ、服装もダボダボ。本当に写真とは違う。というより、これ、期待しすぎたからだ…。しかし、声をかけないわけにはいきません。
挨拶しに行くと「よろしくお願いします」と初対面。そして、カフェでも行きましょうか。と、駅の近くのカフェに入りました。
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■私のかすかな成長
少しショックな展開から始まった千葉の彼との出会いですが、私に少し成長が見られました。「写真とは違うけれど、そこで凹むのはやめよう、良い人かもしれない」と、思えたのです。電話での印象が良かったのもありますし、もう同じパターンで凹むのは飽きてきたからでした。
仕事の話のほか、マッチングアプリの話になったとき、彼は「まぁ、マッチングアプリは長くやるものじゃないですよね、だって長くやってるってことは、何かしら自分に問題ありますからね」 …ドキッとするようなことを言うなぁと思いました。確かに正論です。
そして「写真と違う人っていますよね、この前なんて、広瀬すずかな？ って思って会ってみたら、アジャコングでした」と言ってきました。いや、あなた写真と違いますよね？ と思いましたが、広瀬すずからのアジャコングは、面白いな、センスあるなと笑って聞いていました。
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