黒柳徹子、ロボット博士の半生に感銘 車いす提供の申し出に「もっと年とったらね」
千葉工業大学「未来ロボット技術研究センター」所長のロボット博士の古田貴之さんが手掛ける車いすを気に入った徹子さん。
22日、黒柳徹子さん司会のトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、ロボット博士の古田貴之さんが出演。
徹子さんの著書『窓ぎわのトットちゃん』(講談社文庫)が愛読書だという古田さんが手掛ける、ユニークなロボットが注目を集めています。
■機械生命体バイクで颯爽と登場
未来的な機械生命体バイク・カングーロに乗って登場した長身の博士に、徹子さんは興味津々。
千葉工業大学「未来ロボット技術研究センター」所長である古田さんは、福島第一原発の廃炉作業で活動する災害対応ロボットの開発でも知られるロボットクリエイターです。
2歳から8歳ごろまでインドでのびのびと育った彼は、日本に帰国してヒンディー語と英語を使い自己紹介をするとクラスメイトが引いてしまい、風変わりな少年として敬遠されたことも。
自分の個性を隠すようになった彼が開眼したのは、家庭教師から贈られた黒柳さんの自伝『窓ぎわのトットちゃん』を読んだことだと語り、徹子さんを驚かせました。
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■「トモエ学園 」の教育方針に感銘
徹子さんの著書で母校「トモエ学園 」の自由な教育方針を知ったことで、「人と違うことはいいことなんだ」ということを悟り「自分が他の人と違う、ロボット技術が得意そうだということを全面に押すようになった」という古田さん。
徹子さんの著書がなければ「こうはなっていなかった」とも述べており、徹子さんも「だったらすごいなぁ」と嬉しそうにコメント。
さらに古田さんは、14歳の頃に脊髄の難病で下半身が麻痺してしまい、余命宣告を受けていたことを告白。後に奇跡的な回復を果たした彼ですが、そんな経験から「人と違うロボット技術を使って世の中を良くできないか」と思い始めたと明かします。
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■「高齢者の方々が主役に」と未来を語る
徹子さんは、古田さんの手掛けるロボットの中でも、とりわけ「車イス型 パーソナルモビリティ」に興味津々。スタイリッシュな車いすは15キロ軽量で、古田さんを乗せてスイスイと動いている姿を見て「すごい、かっこいい」と絶賛。
「こういう車いすだったらほしい人たくさんいると思う」と評し、「あたしもしもっと年とってね、今のこれ拝見していたら随分いいなって思いますよ」と前のめりに。
そんな徹子さんの反応を受けて、古田さんは来るべき高齢化社会を見据え「行けないところを行けるようにする、高齢者が本当に主人公になって世の中を動かし回る」「そこを僕は技術でサポートして高齢者の方々が主役になるように動き回れる…」と未来への展望を語っていました。
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■車いす提供の申し出に「年とったらね」
徹子さんへのリスペクトがダダ漏れ状態の古田さんに、本人も始終上機嫌。番組の終盤では「いろんなものまた、作ったものを見せていただきたい」とリクエストしており、古谷さんは「車いすご提供します」「先端のものをお使いになってください」とまさかの提供宣言。
徹子さんも「私、もっと年とったらね」「お願いいたします」と未来に向けて予約しており、笑顔の溢れる和やかな対談となりました。
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(文/fumumu編集部・星子)