谷原章介、セクハラ提訴された作家の印象告白 「舞台でご一緒したことが…」
女優の大内彩加さんが劇作家の谷賢一さんからセクシャルハラスメントを受けたとして550万円の損害賠償求をして話題に。
21日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、女優の大内彩加さんが劇作家の谷賢一さんからセクハラを受けていたとして提訴したと報じました。
司会の谷原章介さんは、かつて谷さんと仕事で顔を合わせたことがあることを明かし印象を語っています。
■自宅にあがりこみ性行為を強要
大内さんは、劇団「DULL-COLORED POP」を主宰する劇作家である谷氏に、セクシャルハラスメントを受けたとして550万円の損害賠償求め訴状を提出しています。
ハラスメント的な内容を含んだライン画像も公開しており、オンラインでの会見も。それに対し谷さんは「事実無根」と反論しており、司法の場で戦う姿勢を見せています。
大内さん側は、谷さんが「日常的に胸など体を触った」「卑猥な言葉をかけた」「自宅にあがりこみ性行為を強要した」「胸を触るなどの行為がなくなって以降パワハラがはげしくなった」と訴えており、度重なる被害にうつ病と診断されたことも明かしています。
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■事実だとすると「許せないこと」
谷原さんは、「僕も実はこの谷賢一さんと舞台をご一緒したことがありまして」「演出家ではなく翻訳ものの舞台だったので、翻訳と翻案といいますか脚色の部分をやっていて」と仕事上の顔見知りであることを告白。
谷さんと2、3度一緒に仕事で会った関係だと明かし、「とてもそういう方には、その時は僕はそういう印象は持ちませんでした」「ただ、具体的な女性からの…大内さんからの主張がありますので、これらが事実だとすると許せないことですよね」と私見をのべています。
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■訴えを否認し「名誉毀損」だと主張
今回、実名・顔出しで取材に答えた告白した大内さん。スタジオでは、そんな彼女の勇気ある行動を讃える声も。
谷さんは側は訴えを否認し「名誉毀損」だとしながらも、自身に対し「全く聖人君子ではなく、非常に大きな問題を抱えた人物であると自覚しております」「かつては稽古場で怒号を飛ばしたこともありました。性的なハラスメントもあったと反省しています」と評し、当事の被害者に対しては謝意を表明。
しかし、2016年に年上の俳優などから強いパワハラを受けた以降は「行いを改めた」としており、大内さんと仕事をした2018年に「訴えにあるような行いをしたことはない」と主張しています。
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■客観的証拠が見つかるかが焦点
今回の事案について、弁護士の若狭勝さんは、「セクハラが認められる可能性は高いがどこまで悪質性が認められるかで損害賠償額に影響」「客観的証拠が見つかるかが今後の焦点」と分析しています。
大内さんの訴えを受けて、劇団「青年団」主宰の平田オリザさんは「他の関係者の証言もあることから大筋の告発は事実であったと思われます」と証言し谷さんの同劇団退団の措置をとったとコメント。
谷原さんは「客観的でしっかりした調査が必要と思いますけれども…」として、舞台の現場でハラスメントが起きないための「仕組みづくり」の必要性を訴えています。
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(文/fumumu編集部・星子)