誰かから同情されたいとの気持ちを、心の中に持っている人もいると思います。
しかし嘘をついてまで、周囲の同情を引こうというのは考えものかもしれません。
■約4割、同情引くために嘘
fumumu編集部では全国10〜60代の男女931名を対象に、「対人関係」に関する意識調査を実施しました。
その結果、「同情を引くために、つい嘘をついてしまった経験はある」と答えた人は、全体で43.5%。
fumumu取材班は女性たちに、周囲の人がついた「同情を買うための嘘」について話を聞きました。
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①「上司から当たられる」と言って…
「他の部署の人で、よく話しかけてくる女性社員がいます。親しみやすい人だと好印象を持っていて、だんだんと深い話までする仲になってきたんです。
その人は『上司が自分にだけ当たりがきつい』と言っていて、とてもかわいそうに思っていたのですが…。しかし同じ部署の人から、『上司はむしろ、あの人に気を使っている』と聞かされたんです。
どうも同情されたいために、嘘を言い回っているようで…」(20代・女性)
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②「体調が悪い」のアピール
「後輩が隣の席で、『体調が悪い』とずっと言っているんです。心配して『大丈夫?』と声をかけていたんですが、調子がよくなる様子もないので帰ることも提案してみたんです。
結局、後輩は定時まで働いていたので、私は家に帰っても心配していました。しかし翌日に出勤すると、他の人に『体調不良って言っていたのは嘘だったみたい』と聞かされて…。
上司に注意されたためにすねて、誰かに気を引くために嘘をついたみたいです」(20代・女性)
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③「昔に揉めた」と噂を流され
「会社の同期は面倒な性格のために、前からあまり好きではありませんでした。そんなときに後輩がその同期から、変な話を聞かされたらしくて…。過去に私と揉めて、つらい思いをしたと言われたそうです。
私にはまったくそんな記憶はなく、むしろ苦手なのにがんばって仲良くしていたほどなのに…。後輩に同情されたかったのかもしれませんが、嘘を言うのはよくありません。
その同期のことを、さらに苦手に思うようになってしまいました」(20代・女性)
嘘だと知れば、さらに同情する気持ちにならなくなってしまいますね。
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(文/fumumu編集部・ニャック)