「生理を、ひめごとにしない。」 “リアル”なCMに「全人類見たほうがいい」と反響
「日本民間放送連盟賞」のCM部門で最優秀賞に選ばれたのは…生理をテーマにしたCMです。
愛知県・名古屋市に本社を置く「東海テレビ」が制作した、公共キャンペーンCMが「日本民間放送連盟賞」のCM部門で最優秀賞に選ばれました。
“生理”をテーマにした作品に、多くの反響が寄せられています。
■生理・PMS「女性ならわかる」わけではない
「女」という性別で生まれてきた人には、月におよそ1週間…ツラくてしんどい「生理(月経)」と付き合うことになります。
とはいえ、全女性が「生理=ツラい」というわけでもなく、個人差も大きいことから、女性同士でも「生理痛がひどいから休む」が通用せず、「生理くらいで…」と言われることも。
また「生理=恥ずかしいもの」とタブー視されてきた年月が長いため、子宮の収縮による下腹部の痛み、腰痛、頭痛、吐き気、眠気など様々な苦痛に耐えながら、仕事や学校に向かう女性も少なくありません。
そのほか「PMS(月経前症候群)」では、カラダの不調のほか情緒不安定・うつ状態などの精神的な苦痛を感じる人もおり、生理がはじまる1週間ほど前から不調に襲われる人の場合、半月は自身で感情がコントロールできない状態に陥ることもあります。
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■今、放送されている生理用品のCMは…
今でこそ「生理」については、YouTubeをはじめ地上波でも取り上げることも増えたテーマではありますが、“生理用ナプキンのCM”といえば「これで快適」「普段のように過ごせる」というポジティブなメッセージが多いのは事実。
心の中では「そんなもんじゃないんだよな…」「商品が良くてもツライものはツラい」と感じてしまうもの…。
そんななか、東海テレビで制作した公共キャンペーンCM「生理を、ひめごとにしない。」に注目が集まっています。
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