日本では「圧迫面接」をはじめ、就職活動におけるセクハラやパワハラが度々問題となりますが、中国でも例外ではありません。
9月に新学期を迎えるシステムを採用している中国では、現在新生活の準備に忙しい若者がほとんど。
そんななか、就職のためにインターネットを駆使し仕事を探していた男性が容姿を理由にとある会社から不採用通知が来たことを暴露しました。
その差別的な行為が波紋を広げています。
■「賊みたいな顔」と採用担当からメッセージ
現地メディアの報道によると、被害者である袁(えん)さんはある日中国の大手求人サイトに掲載されていた会社に履歴書を送ったのだそう。
早速担当者からのメッセージが到着し確認したところ、そこには「あなたは背が低くて不細工ですが、わが社で良い業績を上げられるのですか?」
と直球にもほどがある文言が記されていたとのことです。
日本と比べ中国は比較的ハッキリと物をいう文化ですが、さすがの袁さんも驚いてしまった様子。「業績と容姿は関係ありますか?」と返信したところ「あのね、冗談とかではなくて、あなた賊みたいな顔なんだもの」と、人を犯罪者呼ばわりするかのような失礼極まりないメッセージが…。
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■求人サイトからは軽い警告のみ
袁さんは自身のWeibo(中国版ツイッター)のアカウントで「求人サイトで目にとまった会社にコンタクトを取ったら、なぜか身長、体重を聞かれたのち写真を要求されました。『どのような方なのか拝見したい』と言われたので友人が撮影・修正してくれた写真を送ったところ『チビで不細工』と言われてしまったんです。ちょっと僕には耐えがたい言葉でした」と心境を告白。
侮辱されたとして求人サイトにも報告しましたが、軽い警告が行われただけで会社自体にお咎めは無かった様だと報告しました。
なお、担当者とのやり取りは袁さんによってスクリーンショットが撮られており、証拠として公開されています。
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