ニッチェ・江上も絶賛した漫画! “反ルッキズム”を描いた著者に話を聞いた
SNSでも炎上しやすい容姿の問題。そこに正面から向かった漫画『ブスなんて言わないで』には、考えさせられます。
外見至上主義を意味する“ルッキズム”という言葉を知っていますか。
今回、fumumu編集部では反ルッキズムについて描いた漫画『ブスなんて言わないで』(講談社)の著者・とあるアラ子さんに、作品や容姿問題についてお話を伺いました。
■ニッチェ・江上が番組で紹介
『ブスなんて言わないで』は、外見にコンプレックスをもつ登場人物たちの苦悩や世間の反応をリアルに描いた漫画です。
単行本は1巻まで発売され、Amazonでのレビューの評価はなんと5つ星中4.8。
6月25日放送の『王様のブランチ』(TBS系)では、お笑いコンビ・ニッチェの江上敬子さんが同書籍を紹介し、「みんなが思っていることとかが、ちょっとずつ載ってる」と話していました。
■「ブスは、いる」と著者
とあるさんに、同作を描いたきっかけについてお聞きしました。
「時折、SNSで容姿の問題ついて炎上するのを見ていました。しかしこれらの問題は、最後にはきまって『ブスなんていない』という旨の言葉で鎮火されます」。
けれども、とあるさんは疑問を持ったそうです。
「ブスは、いる。いないのだとしたら、この苦しみはなんなのだろうか。きれいごとで終わっていいのか」。
この問題について描きたいと思う一方で、難しいテーマだからこそ葛藤し、作品になるまでは半年以上かかったと言います。
「ルッキズムの話は通常、ルッキズムの概念がない世界で“中身が入れ替わって気づく”ものが多いんです。『ブス言わ』は、ルッキズムがある世界の話で描かれている点が珍しいと思っています」と、とあるさん。
難しいテーマですが、もっと多くの人に知ってほしいと願っていて、「夢は実写映画化」だと言います。
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