言いにくいことを言いやすく　相手に言葉を届ける3つの意識

「気持ちを過不足なく伝えるには、話すときの主語を自分にしたほうがいいですよ。相手に不満があるときなど、言いにくいことを伝えるときは、相手を主語にすると喧嘩に発展してしまうから。

例えば『あなたの言い方が嫌だった』ではなく、『あの言葉で私は傷ついた』と伝えてみるんです。相手を主語にすると、聞いている側は自分を否定されているように感じるんですよね。

相手の性格によっては、それだけで会話にならない場合もあるから。『私は、〜こう感じた』と伝えるほうが、相手を否定せずに気持ちを伝えられます」（30代・女性）

「相手のタイミングを考えないと、話し合いにならない可能性もありますよね。相手が忙しいときや、疲れているときは、周囲の話を聞き入れる余裕がないかもしれないから。

周りを気遣う余裕がないときにアレコレ言われても、自分だって『今は聞きたくない！』と苛立つんじゃないでしょうか。話をする前に『相談があるんだけど、今大丈夫？』と確認したり、相手に時間があるときを見計らって話しかけたほうが、スムーズに会話できると思います」（20代・女性）