マツコ、美化された歌舞伎町にため息 「逃げ道を塞げば塞ぐほど…」
マツコ・デラックスさんが美化され変化した歌舞伎町に言及。その危険性についても指摘。
7日深夜放送の『月曜から夜ふかし』に、新宿・歌舞伎町の夜を撮る写真家・梁丞佑(ヤン・スンウー)さんが登場。
「歌舞伎町は変わった」と話す彼に対し、MCのマツコ・デラックスさんが「つまらなくなった」と同調する一幕が放送されました。
■平和になった新宿
「新宿の変化について調査した件」という企画が放送された本番組。
道行く人にインタビューを敢行したところ「昔に比べて普通の人が増えた」「輩(やから)が少なくなった」「喧嘩がなくなったし、若い人がお酒飲まなくなった」など、以前に比べて随分と平和になったという意見が続出しました。
同時に「新宿らしさはなくなっちゃって、どこにでもある街に」なったようで、街は美化され、酒を飲まないホストも登場する変化があるとも語られ、街としての魅力が失われてしまったと感じる人が多く見受けられました。
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■美化による「弊害」
続いて、スタッフが韓国人写真家で30年近く歌舞伎町で写真を撮り続けている梁丞佑(ヤン・スンウー)さんに話を聞いたところインタビューに答えた人々と同じような意見が飛び出します。
日本語学校に通っている際「危ないから行かないで」と言われ、逆に行きたくなったことが歌舞伎町を訪れるキッカケだったというヤンさんは、当時の街を「天国だった」と表現。
ごみのポイ捨ては当たり前、そこら中で起こる喧嘩や、歌を歌う人々の自由さに惹かれ毎週末歌舞伎町をおとずれていたと言います。
その根底には「安っぽい香水の匂いより人間臭い匂いがする人たちが好き」という思いがあるそうですが、「最近は一晩中歩いてもシャッターを1回も押さない日がある」とのこと。
以前はとんでもないポーズで警察に連行される人やコマ劇場の前で並んで眠る人々、全裸で街を彷徨いながら歌う人などを撮影していましたが、美化された街でそのような場面に出くわす事が難しくなってきたのかもしれません。
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